赤の誇りは譲れないゲーム＠豊田スタジアムvs浦和戦

○　名古屋　3　-　1　浦和　●

気温 26.9度 湿度 88%

0前半0
3後半1

54分　田中マルクス闘莉王(名古屋)
65分　宇賀神　友弥(浦和)
79分　玉田　圭司(名古屋)
83分　玉田　圭司(名古屋)

この日、全国的に気温は低かったのだけど、湿度88%ってなによ、もう。
ほぼぬるま湯のミストが、常時、まんべんなく注がれているような、愛知県特有のstickyな重量感たっぷりの暑気。
まったく、こんな時にサッカーをするヤツもそうだけど、観に来るヤツも相当な酔狂モンだ！
主催側(グランパス)の関係者は、皆走り回って誰もが汗だくで、ヘバりながらも、この狂気な暑気を楽しんでいました(笑)。
まっとうな思考が失われそうな暑さで、みんなおかしくなったのかと思うほどのテンションの高さ。

何故かっ！！

そう、対戦相手が「浦和レッズ」だから。

浦和レッズにホームで負けるほどの屈辱は無い。
力でねじ伏せられて、我がホームタウンで、何時までも凱歌たるアンセムを聞かされるなんて、真っ平ゴメンである。
このビッグチームの強さに負けてしまうのは、ある意味仕方ないかもしれないけれど、このチームのサポーターに負けるのが嫌なのだ。

昨年は、「We are REDS!」の凱歌をしつこく聞かされて、ビジター席からはるか遠く離れた来賓エリアで、「おまいら、早よ帰りやがれっ！！」っと歯噛みし、地団駄をふみ、悪態をついておりました。
たかがスポーツ、、、なのかもしれないけどさ、ホームゲームを取られるってことは、自陣を失う感が生々しくってさ。

けれど、ふっふっふー。
昨日は、あのじゃかーしい浦和サポを、きっちり黙らせることが出来ました！！
嬉しいよっ！！鯱さんっ！やれば出来るぢゃないかっ！！

昨年の夏に、浦和さんから三都主・アレサンドロくんが名古屋に移籍してきました。
今シーズン開幕時には、同じく浦和さんから、田中マルクス闘莉王くんが名古屋に移籍してきました。
二人の移籍に関しては、選手達が涙を飲むような形だったので、余計に勝ちたいと思ってました。

田中マルクス闘莉王くんは、とにかく取材嫌いで、チーム関係者にも馴染もうとしない人なんです。
浦和を去る時も、物議を醸しそうな発言を残したのですけど、、、。

その彼が、昨日、試合直前に浦和サポさんの前で深々とお辞儀をしたんですよ。
この姿に、流石の浦和ッズサポも、ブーイングは出せなかったみたい。

やってくれるね。

そして試合では、後半で1ゴールゲット！
浦和さんにしてみれば、闘莉王による1得点は、他選手による3得点と同等くらいの意味ある一点。
もう、この時点で涙腺がユルんじゃいました。

冷や冷やする場面も多々ありましたが、その後は久しぶりに玉田くんが2発決めてくれました。
毎度毎度思うんですが、何故この人はシンプルなゴールではなく、難しいミラクルショットばかりなんでしょうね。。。

妖精監督のこんな柔和な表情は久しぶりです。
会見はクールに決めたようですが、内心は本当に嬉しかったのでしょうね。
ちょっといい写真デス。


試合後、名古屋のゴール裏は、当然お祭り騒ぎ。浦和サポさんは、選手達に厳しいブーイングの嵐を浴びせるのかと思いきや、名古屋のアンセムに負けないほどのコールを送っていました。
こういうの、堪らないね。

こちらは粛々と担当業務の片付けをしていたんだけど、急に、浦和サポさんのボルテージが再燃焼。
「浦和レッズ！！浦和レッズ！！」の大コールに、何事かと思ってみると、、、浦和サポさんの前には、闘莉王くんと三都主くんの二人が、揃って挨拶してました。

実は、86分に金崎くんに変わって三都主くんがピッチに立った時、彼に浦和ゴールネットを揺らす、止めの一弾を放って欲しいと思ってたのですが、二人の浦和サポさんに対する挨拶を見て、浦和サポさんの二人に対する変わらぬ熱いコールを聞いて、恥ずかしくなりました。

まったく、闘莉王くんのツンデレぶり圧倒されちゃうよ。
これは卑怯だな！(笑)







そうだ、最後に小さな小さな声で。。。


首位になっちゃいました。。。


くふふふふふ。

暑い夏の熱い戦い - vs清水戦@瑞穂

先々週末に梅雨明けして、やっとじめじめした季節とお別れだと喜んだのも束の間。
今度は暑過ぎる夏到来。
名古屋地方は連日の35度を超える気温で、流石にぐったりです。
そんな中でサッカーの試合なんて、興味が無い方から見ると「酔狂」以外の何物でもないようにしか映らないでしょうね(笑)。
今更ながら24日(土)の清水戦なんだけれども、試合レビューと言うワケではなく(業務上あまり観てないので)その暑き一日を振り返った感想を少し。

試合は午後7時からだったのですが、私たちスタッフは、少なくとも2時間半前に会場入りをします。
運営や広報はもっと早いけれど。
ところがこの日は、「エコキャンペーン」と称して、試合会場周辺の清掃活動を、サポーターに呼びかけて社員と共に実施しました。
それが午後2時半のこと。
その時間の暑さと言ったら、地面に卵を落としたら目玉焼きが出来ちゃいそうな具合。
けれど、鯱愛に満ちたサポーターさんは協力してくれるわけ。涙が出ちゃうよ、まったく。
日陰でじっとしていても汗が吹き出てくるくらいの暑さなのに、炎天下で清掃活動をしてくれました。
天候を見て、「熱射病の危険性のため、今日は中止」とアナウンスしてもおかしくなかったくらいなのに。
暑さにめげない、熱い気持ちを見せていただきました。
活動後にミネラルウォーターを配ったのですが、決して十分に冷えてはいない飲料に、皆、大喜びしてくれました。

「ありがとう！」

なんて言ってくれたけれど、お礼を言うのはこっちの方。
なにしろこの暑さだもん。体調を崩す危険性もあるのに、協力してくださったサポさんには、本当に頭が下がります。

清掃活動を終えて、それぞれが試合の準備に入ったのですが、試合開始前に、気分が悪くなったスタッフを3人見かけました。
そのうちの一人は会場警備のアルバイトの若い男性で、救急車で病院に搬送されたのですが、その後の容体が伝わってこないので心配しています。
それにしても最近の暑さは異常ですね。夏生まれの私は、太陽がギラギラ照りつける夏の暑さが大好きなのですが、毎年暑さが増しているように感じるのは私だけじゃないんじゃないかな。。

試合運営を委託してる会社のアルバイトさん達の控え室に行くと、「塩キャンディー」が用意されていました。
私もこの日は、3Lくらいのスポーツ飲料や水を摂取しましたが、全て大量の汗となって流れた感じ。
試合が終わり、片付けをして帰宅したときには、自分が雑巾になったような気がしました(笑)。

夏場の試合時、鯱チームの女性スタッフは、ルコックのポロシャツに黒のスラックッスなのですが、ポロにはポケットが無い！
毎度セレモニー対応で汗だくになるアタシは、これじゃ困ると、ルコックのサイクリング用アウターを購入。
大きなバックポケットがあり、ボールペン、携帯、ハンドタオルがすっぽり入るばかりか、どんなに汗をかいてもメッシュ素材で速乾性がある優れものです。気に入りましたね～。

クールビズで、ポロシャツを着るくらいなら、機能的なサイクリングシャツをお薦めしますよ。

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えっと、、、清水さんとの試合ですか？

3-3の引き分けでしたけど、何か？

蹴球三昧

◆6月5日(土)　ナビスコ杯予選敗退(涙)

△　1　ベガルタ仙台　vs　名古屋グランパス　1　△

予選リーグは、あと1試合を残してグループ成績5位、勝ち点、、、言うのも辛い「3」。
5位との差は「4」。
ええ、予選敗退でございます。よって、6/9(水)の試合は消化試合。。。


おーかーしゃーちーーーっ！！(号泣)


ワールドCのお陰で、主力が4人も抜けちゃってるから厳しいとはいえ、うーん、ここは若手のアピールのしどころだったのに勿体無い。

中断期になるまであと一試合。
いいイメージで終わらせられるように、次は頼むよ、ほんとにぃ。

◆親善試合　-　コートジボアール戦

●　0　日本代表　vs　コートジボアール代表　2　○

韓国、イングランド、に続き、親善試合3敗。
敗北もさることながら、やっぱり相手チームのエースでキャプテンのドロクバ選手【イングランド・プレミアリーグの得点王(チェルシー）】と、日本の長友選手が負傷してしまったこと。

そして、、、我が鯱さんチームの闘莉王くんの2試合続けてのオウンゴール。
これがあったから、ドロクバ選手との接触にも繋がったのでしょう。

親善試合3連敗は避けたいという気負いもあっただろうし、闘様も、何としても汚名返上したかったんでしょうね。
「あれほど強いプレスをしなくてもいいんじゃなかったの？」という疑問符がつく。
親善試合なのだから。

カメルーン戦を想定して臨んだのだろうけど、怪我はダメじゃん。。。

今日の午後、某スポーツ記者さんから電話があり、「主に海外のネットで、闘莉王バッシングが凄いんだけど、会社にも抗議とか苦情なんかきてるの？」っとキタもんだ。

またそれをネタに面白おかしく記事を書くつもりなんだ。。。と、いや～な気分になったよ。

なんだか後味の悪さだけが残るけど、あ、私は闘くんは悪くないと思います。
良くも悪くも、あの人は嘘は言わない人ですから。

今、一番凹んでいるのは彼だと思うんだ。。。

おぃ、メゲるんじゃないぞ。
本当の戦いはこれからなんだから！

しっかし、あの屈強な黒人選手の前では、日本人選手のこんめぇこと！
FWに、平山くんとか巻(兄)くん(怪我中かな？)とか、意表をついてマイク・ハーフナーくんとか、でっかい選手を一人くらい入れてもいいんじゃないかと、つくづく思うんだけどね。。。

◆失点　-　取り返せないミスの後で　by楢﨑正剛

祝・楢﨑くんの著書発売。
　
今や蹴球界で、日本のの守護神と言われており、サッカーに興味が無い人でも、楢﨑くんの名前くらいは聞いたことがある人は多いでしょう。
けれど、日本代表の正GKとして定着したのは、以外にも最近で2007年以降のこと。

彼は驚くほど「普通」な人です。
何処にでも居そうな、純朴な一人の男性に過ぎない。
私服を着ているときは、良き夫であり、良き父親という以外にはあまり印象に残らないくらい、普通な人です。

けっこう内向的で、20代後半になるまで、大きな声で支持を出すことにも抵抗があったみたい。
イメージからは程遠い、驚くほど、今尚自分の弱さと向き合う真摯な姿勢がうかがえます。

「オレはダメだ、こんなんじゃダメだ」

そう自分に言い聞かせ、「取れないボールなど無い」を信条とし、明らかにDFのミスからの失点であっても、「自分が悪い」と、心底思う人。

この本では、主に自分が出場した試合を検証しながら、当時の練習・恩師・心情を語っています。
そこから表出してくるのは、「継続は力なり」という言葉だけ。
もちろん、彼には天賦の才が備わっていると思うけれど、それでもひたすらストイックに「失点」を許さないための努力を続ける姿勢には、頭が下がります。

重ねて言うけれど、彼は本当にごく普通の人。

けれど、ユニフォームに着替えたとたんに、近寄りがたくなる人です。

いつもより倍くらいデカくなったんじゃないかと思わせる、相当な人です。

彼が連発するスーパーファインセーブなどは、別に不思議でもなんでもない、「プロの仕事として当然！」なんだってさ。

週間文春の6/3号に、楢﨑くんと阿川佐和子さんの対談が掲載されていました。
こういうの、あまりやりたがらなかったのにね。
これは本当に面白かったなぁ。

この週間文春にも載ってたけど、楢﨑くん、、、「他の選手に比べて、俺の年俸は高すぎるから下げてくれ」とまで言えちゃう人なんです。
泣かせるよね。。。

大した実力も思想も無いくせに、金儲けだけしか頭にない閣僚・議員・官僚に聞かせてやりたいくらい。

 

鯱さんチームの2週間スケジュール

楢﨑くんが大人で、闘莉王くんが子供なワケ

公式ホームページより

6/ 1(火) 千代反田充選手・誕生日
         　ストイコビッチ監督インタビュー「BRUTUS」6月1日発売号
6/ 2(水) 楢崎選手著書発売「失点－取り返せないミスの後で」幻冬舎新書
6/ 3(木) 闘莉王選手インタビュー小学館「小学2年生」
6/ 4(金) 楢崎選手記事掲載日経ＢＰ社「日経ビジネス」 
         　闘莉王選手ﾄﾞﾗえもん絵描き歌に登場ﾃﾚﾋﾞ朝日｢ドラえもん｣午後7時～
6/ 5(土) ナビスコ 第6節 vs仙台
6/ 6(日)
6/ 7(月)
6/ 8(火)
6/ 9(水) ナビスコ 第7節 vs新潟
6/10(木)
6/11(金)
6/12(土)
6/13(日) 杉本恵太選手・誕生日
6/14(月)

名古屋から選出された日本代表の2選手の対極に、大笑いしちゃいました。

世間で、闘莉王選手がどういう印象なのかはわからないけど、ま、このスケージュールが物語ってますね。
マスコミ嫌いで、取材もインタビューも大嫌いなもんだから、非常に広報泣かせなのだけど、子供には滅法弱いみたい。
WCを間近に控えリーグ戦も中断してるものだから、スポーツメディアは代表選手の声と絵を取りたがります。
なので、取材申請は代表に選出された、楢﨑くん、闘莉王くん、玉田くん、ケネ様に大量に届くんだけど、闘様はほとんど「嫌だ」といったのに、「小学2年生」と「ドラえもん絵描き歌」は率先して「やる、やりたい」って(笑)。
周囲は文字通り「あんぐり」。
「え゛～っ、ソレなの？」ってなもんです。
いえ別に媒体がどうだって言ってるわけじゃなくて、ガラじゃないって驚きです。

ちょっと怖いイメージはあるかもしれませんが、この人、本当に子供には優しいの。
試合時は、選手入場の直前まで、子供達とお喋りしたりしながら戯れてるからね。
ここまでしてくれる人は、他に見たことないなぁ。。。

ってなことで、6月4日(金)午後7時～＠テレ朝の、闘様が描くドラえもんを見たい方は、是非見てね。
馬鹿馬鹿しいっちゃ馬鹿馬鹿しいけど、あたしゃこういうのが大好きなのだ。
あ、絵描き歌はエンディングですが、見落としたくなかったら、最初からきっちり見てくださいね。
うん、恥ずかしいなんて思ってないで、勇気を出して「ドラえもん」を見ようじゃないか！(笑)


全く関係ないけどさ、鯱の公式HPと、只今JFLで活躍中の長野県の松本山雅の公式HPが、赤と緑が違うだけっと思うのは私だけかしらん？
 

赤鯱 on the RITZ

橙栗鼠、之ヲ食ス

名古屋に生息する赤い鯱がどんぐりくらい小さいのか、大宮の橙の栗鼠が鯱よりもデカいのか、、、。
まんまと食われました

夕べ、友人から「先日のお礼」ってことでお誘いがあり、飲みに行って来たんだけども、そのお礼の理由ってのは、先日の鹿島アントラーズ戦のチケットを何とかしたこと。

「いつもは完売になることは無いからと(こらこら)、油断してたら完売しちゃって、泣いてる人が10人程います。
もちろん買いますので何とかならないでしょうか？」

ってなもんで、そりゃー買ってくれるなら何とかしますわい。
一般売りが出来ない「死角席(手摺や柱で一部見えない・見難い場所)」を出すことにしました。

「少し見難いかもしれないけど」と念を押し、「11枚買いから団体割引が効くよ」と甘く囁き、見事11枚販売。
まいどありぃ。

その席が2階の最前列で、足は伸ばせるわ、荷物は置けるわと、大変ご満足いただけたことに対するお誘いでした。
友人(R)を介して会ってみたところ、この方がガチなサポーターさんで、チーム状況・監督采配・会社の在り方などを、熱く熱く語られちゃって、

「ちょっとさー、いい加減優勝しないとイカんでしょ、ね、どうなのよ、どう考えてるわけ？」

などと。。。

お礼どころか針の筵に座らされた気分。
うーむ、Rめっ！と軽く怨念を送ったのだけど、R気づかず。。。きゃっきゃと笑っておりました。

「ホームゲームの時はやっぱり試合会場に行くの？」

と聞かれ、

「行きますよ」

と応える。

「何してんの？」

との問いに

「右サイドバック」

とやり返したら、非常にウケました。

よっし、これからはこれでいこう、、、などと思っていたのに、明日以降は

「ははは！だから弱いんだね！」の言葉か、パンチが飛んできそうな、、、そんな今日の試合内容でした。

うん、それだけさ。

うん、だから今夜は、飲むのさ。
消沈しているだろうアイツを思ってさ。

えーん、負けるんじゃないぞっ！！
応援してるからねっ！！