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◆12月10日、オスロにてオバマ米大統領のノーベル平和賞受賞スピーチが行われました。翌日に、全文を読んで猛烈な怒りがこみ上げてくる。まったくこの気分の悪さは今尚続いてる。「平和維持のための戦争」「正しい戦争」、こんなにも非現実的で虚無的で、いかにもアメリカが使いたがる造語を、恥じらいもなく堂々と使い、戦争を正当化し、自分たちが犯した過去の戦争の言い訳をし、ダラダラと長いだけのスピーチには、なんの意味も無い。イライラさせられただけだった。最も怒りを感じたのが次の文章。

And yet, a decade into a new century, this old architecture is buckling under the weight of new threats. The world may no longer shudder at the prospect of war between two nuclear superpowers, but proliferation may increase the risk of catastrophe. Terrorism has long been a tactic, but modern technology allows a few small men with outsized rage to murder innocents on a horrific scale.

Moreover, wars between nations have increasingly given way to wars within nations. The resurgence of ethnic or sectarian conflicts; the growth of secessionist movements, insurgencies, and failed states -- all these things have increasingly trapped civilians in unending chaos. In today's wars, many more civilians are killed than soldiers; the seeds of future conflict are sown, economies are wrecked, civil societies torn asunder, refugees amassed, children scarred.

【訳】
21世紀に入り10年、古い構造は、新しい脅威により崩れつつある。世界はもはや二大核超大国間の戦争の脅威におびえることはないだろうが、核拡散は破滅への危険を増しているだろう。テロは古くから存在する戦術だが、現代のテクノロジーによって、激しい憎悪を抱く少数の人間が罪のない人々を大量に殺すことが可能になった。

さらに、国家間の戦争は、次第に国内での戦争に取って代わられつつある。民族間や宗派間の衝突の激化、分離運動の増加、反政府勢力、破綻(はたん)国家は市民を終わりの見えない混沌(こんとん)に陥れている。現代の戦争では、兵士よりも市民により多くの犠牲が出ている。将来の衝突の種がつくられ、経済は破壊され、市民生活はずたずたにされ、難民は増え、子供に傷あとを残す。

メリケンさんが言うところのテロとは何ぞや?
資源の豊富な国を、アメリカの傀儡政権によって収奪のシステムを樹立させ、それに反対する地域住民による自治組織を勝手に「テロリスト」と呼んでいるだけじゃないのか。いつもいつもそうではないか。

but modern technology allows a few small men with outsized rage to murder innocents on a horrific scale.
現代のテクノロジーによって、激しい憎悪を抱く少数の人間が罪のない人々を大量に殺すことが可能になった。

これをやっているのはアメリカじゃないか。罪の無い市民を、女も子どもも、容赦なく無差別に殺しているのはアメリカじゃないか。何故かくもしゃあしゃあと、正当化と言い訳と詭弁だけの演説を許すのだろう。靴を投げるくらいの心意気のあるヤツは居なかったのか?これがスマートパワーというのか。
ブッシュ路線と何ら変わらない。何が「CHANGE!」だ。大統領が変わっただけで、何も変わっちゃいない。
平和賞を受賞しながら、コイツは人を殺しにいく準備を着々と進めているんだ。軍事産業を喜ばせるためだけの「正しい戦争」の名のもとに。。。忌々しいのは、コイツが逆境に立たされて辛い立場に立たされてるという印象を聴衆に植え付け、同情を買おうとしているところ。
だから何度も、主張と現状の矛盾について神妙に詫びている。けれどふたたび「しかし!」と主張する。
この論調は人を眩惑させるに十分効果的な演出だろう。けど、騙されるもんかっ。ばーかばーかばーか!

◆12月11日、2009年の世相を表す漢字が決まり揮毫(きごう)されました。今年の漢字として決まった【新】の字には、本来ポジティブなイメージがあるのだけれど、なんだか右肩に「’(ダッシュ)」でも付いている感が無いわけでも無い。アメリカの大統領も、日本政府も新しくなったけれども、「なんだかなぁ、、、」なんて思ってしまう。一体何が新しいというのだろう?私にとって「新ジャンル」というか、画期的なモノは「KIRINのFREE」。アルコール度0%のビールテイスト飲料(笑)。飲兵衛の友人が妊娠して、「これのお陰でストレスが無いよぉ、罪悪感無く飲めるから!」っと絶賛。ははは、そりゃ良かった。良かった。友人とワインは古いほど良いとは言うけれど、ま、新しいってことは良いことだと思いたい。自分自身も、日々気持ちを新たに、古く汚れたものは脱ぎ捨てたいモンである。。。

◆名古屋グランパス天皇杯4強!日曜日の試合でFC岐阜さんに勝ちまして久方ぶりのベスト4進出です。今期途中に加入したケネディのハットトリック。怪我明けから4試合連続の無失点の守護神楢様。いい試合を観ることができました。天皇杯を制することが出来れば、また来期もACLに出場できます。だから祈っちゃいます(笑)。それにしてもケネディ、、、まさに救世主です。風貌もイエス・キリストのようで。。。彼の周りにはいつも人が集まります。とても穏やかで謙虚で、人を惹きつける優しさを湛えているんでしょうね。ハットトリックを決めた後のインタビューでも、自身のハットトリックについて「覚えていません。長いこと決めていなかったので・・・このくらい(胸あたり)の背の時じゃないでしょうか(笑)?」なんてニコニコ笑っておりました。
00055242-T.jpg
身長194センチのケネディ。
セレモニーで子どもと手を繋いで入場するとき、彼は子どもの歩幅に合わせてくれるんです。彼と手を繋ぐと、まさにバンザーイって格好になっちゃう小さい子もいるのに、とても気を使ってくれるんですよ。
当たり前のことかもしれませんが、試合前のピリピリしている時に、なかなかこういう気遣いは出来無いものですか、彼は本物のgentlemanですネ。
(清水に移籍しちゃったヨンセンもそうでしたよ)

12月27日からお休みになる予定でしたが、天皇杯ベスト4進出ってことで、29日も仕事となりました。
年末の予定が立てられません。。。嬉しい悲鳴、、、などと言うと殴られそうですガ(笑)。
まずは打倒清水!元旦には今度こそ国立へ!国立へ!国立へ!!
 

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アメリカと日本 - 正しい戦争の認識
いくつかのブログを巡っていたら、「正しい戦争」の概念について「アメリカには勝利=正しいって方程式があるんだよ」なんて意見を見つけた。驚くと同時に、そもそも感覚が全然違うのだから、アメリカの政府高官の演説に違和感があっても、全然問題に成りもしないのか、、、と妙に納得しかけたのだけど。。。

でもでもでも、やっぱり違う。
アメリカ人と日本人の戦争の概念の相違とか、その利己的な普遍、、、そんな悪臭を嗅がされても、やはり正しい戦争の論理は成り立たない。

しかし、「悪を挫く正義の鉄槌」の存在をアメリカが大真面目に信じていることはなんとなく理解できた。

アメリカ映画にありがちな、暴力と破壊だけの勧善懲悪番組(映画)を思い出した。
あの虚像を平気で現像してしまう大真面目さが寒気を催す。

オバマが率いるアメリカは、他民族には到底理解の範疇を越えるレトリックを、大真面目に言っているのだ。

オバマのノーベル平和賞受賞演説は、言い訳でも何でもなく、一切の他意もなく大真面目な演説だったのかもしれない。

うっわっ、、、余計に恐い。
こんな奴らに武器を持たせたら、そりゃ見境いなくぶっ放すだろう。

ってことは、、、アメリカこそテロリストとも言えるじゃないか。
アメリカこそ、邪宗に染められているじゃないか。。。

気付けってーの。
鯱美(とらよし)URL 2009/12/16(Wed)02:21:23 編集
馬の耳に念仏??
「WASPの耳に念仏」と言うところだと思うんだけれども、正確に言えばオバマはホワイトではないから、「アメリカの耳に念仏」とでもいうのだろう。やつらのやっている世界戦略は(富の一極集中とそれに逆らう指導者、国への暗殺、戦争)長く続いてきました。まさにアメリカの本質ですね。それを世界の平和と安定のために必要な戦いだとオバマハうそぶいた訳だよね。笑っちゃうんだよなぁ。正しい戦争なんだってさ。それを仕掛けた理由は?何故世界中にテロリストが蔓延したのか???世界中の貧困の原因の多くはアメリカさんそのものじゃないのかってことに何故言及しないのかねぇ??

今のアメリカ見ているとね、WASPという平均的なアメリカの家庭が壊れていく様子を描いたレッドフォードの映画「普通の人々」を思い出すんだなぁ。
以下はウィキからのコピーで~す。
・・・・・・・・・・・・
『普通の人々』(Ordinary People)は、1980年のアメリカ合衆国の映画作品。 第53回(1980年)のアカデミー作品賞、監督賞(ロバート・レッドフォード)、助演男優賞(ティモシー・ハットン)、脚本賞(脚色部門:アルヴィン・サージェント)の4部門を獲得した。

俳優としてのロバート・レッドフォードはまだアカデミー賞の演技賞を手に入れていない(アカデミー名誉賞は受賞している)が、演出家としてはこの処女作で作品賞、監督賞を獲得した。
『普通の人々』は家族の断絶の問題を真摯な態度でわかりやすく描かれている。シカゴ郊外の弁護士の一家。半年前に長男が水死事故を起こして以後、父、母、次男の悩みが露呈し、心がちぐはぐになり、家庭は崩壊していく。気の弱い父親、冷淡で他人と協調できない母親、繊細で感受性豊かな次男で構成されるホーム・ドラマ。
かつての米国映画は、郊外の高級住宅街に立派な邸宅を構えるワスプの上流中産家庭を理想的に描いたものだがいまやその家庭は機能不全で崩壊している
・・・・・・・・・・・・
まぁ、今はアメリカそのものが機能不全で崩壊しているとも言えるんじゃなの???
おらだぁ 2009/12/20(Sun)04:47:51 編集
Re:馬の耳に念仏??
>おらだぁ様

コメントありがとうございます。

>それを世界の平和と安定のために必要な戦いだとオバマハうそぶいた訳だよね。笑っちゃうんだよなぁ。正しい戦争なんだってさ。それを仕掛けた理由は?何故世界中にテロリストが蔓延したのか???世界中の貧困の原因の多くはアメリカさんそのものじゃないのかってことに何故言及しないのかねぇ??


そーなの、そーなのっ!(ここ、机をドンっと叩くとこ)

こういう問題を考え始めると、教育って何だろうって思う。
教育は、自国の歴史以外は万国共通のはず。

数学、科学、倫理、国語、道徳。
これらは共通の認識で学べるのに、歴史は違う。
日本だけでなく、これまた国の数だけの認識があって、どれが正しいかなんて言えやしない。

過去の戦争を正当化してきたのは、何もアメリカだけではないけどさ、アメリカだけは今までもこれからも反省しないと思うんだよね。
それが忌々しくってやりきれない。

アメリカの若者は、真珠湾攻撃の被害を虐殺と捉えているんだよね。
被った害には敏感に反応するくせに、攻めることによってもたらす害には無反応。
まったく、どういう教育なんだろうね。

そういう教育下で、ブッシュやオバマのような大統領が誕生するのは、ま、偶然ではなく必然なんだろーな、、、って思います。

>かつての米国映画は、郊外の高級住宅街に立派な邸宅を構えるワスプの上流中産家庭を理想的に描いたものだがいまやその家庭は機能不全で崩壊している
・・・・・・・・・・・・
まぁ、今はアメリカそのものが機能不全で崩壊しているとも言えるんじゃなの???


これ、笑えない。
だって、日本の家庭だって同じだもん。
対岸の火と、とても笑えないよ。。。虚しいなぁ。。。
【2009/12/20 16:22】
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