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毎年1度は、鯱さんの会社は「インターンシップ」の大学生を受け入れています。
いわゆる『職場体験』のことです。
期間は繁忙期の2週間くらい。
今年度はいつもより少し早めの3月中旬から末までの日程。
20歳の若者3名が、我が社で研修をしています。
毎日リクルート姿で出社し、与えられた業務に一生懸命取り組む姿は、こんなズボラな会社にあって初々しくて光ります。
今、インターンシップで来ている子は男子2名(A君、B君)、女子1名(Cさん)。
皆礼儀正しくて良い子です。
ま、自分の売り込みでもあるから、期間中はやんちゃな素振りは見せないだろうけども。
でも、ここ数年、印象に残る子があまり居ない。
どちらかと言えば、女子大生のCさん方がハキハキしてて能動的である。
まぁ、こんなスポーツ業界は男性社会なもんだから、男子学生と同じことをしてても目立たないから積極的に自分をアピールしようとする。
社内にはそういう姿を疎ましく思う人もいるけれど、私はとても好感を覚えます。
社会生活を送るにあたり、受動的であるより能動的で或る方が頼もしいに決まってる。
本来の性格が内向的か外交的かそんなこと誰も知らない中におかれたら、社会を知る第一歩は能動的であるべき。
そんな視点で若者達を見ていると、今に始まったことではないかもしれないけれど、Cさんは逞しい。
男子学生のA君、B君よりもはるかに逞しい。
草食系男子という言葉が最近雑誌で踊っていますが、ご存知でしょうか?
ヤギとか羊とか牛とか、、、そういう草食系動物みたいな若者を言うのですけど。
その特徴は、、、
・主張をしない
・おとなしい
・小食で痩せている
・時代にも人にも反抗しない
・好きなわけじゃないけど側に居ると癒される
・熱中するものがない
・ファッションには拘る
概ねこんなものらしいです。
こんな若者、、、確かに増えています。
主張しない、成り行きまかせ、口癖は「どっちでもいいよ」
インターンシップの学生3人の内のB君が、正にこんな男の子。
学生に留まらず、社員にもこんな若者が増えてきています。
意外に打たれ強いので驚くのだけども、それもそのはず。
何事にもあまり熱くならないので、何か問題があって責任を問われても人事のように冷静なのだ。
自分の親兄弟、親戚、友人の中には、認められない(発見できない)人種であるけども
時代の申し子なのかな、、、そんなことを少し考えてしまいます。
今回のインターンシップの3人の中に、ここ数年では珍しく「主張」をする男子学生A君がいました。
草食系男子に相対する肉食系、、、ってわけではないのだけれど(笑)。
日曜日の清水戦に勝利した後、この3名の学生さん達には試合で随分お手伝いしてもらったので
労いも兼ねて祝賀会を内輪でしようと飲みに行きました。
そして。いつしか学生さん3人の普段の会話の話になりました。
ハイ、こういう機会は貴重です。普段は接点などない世代との会話が出来るのですから。^^
3人とも一様に、「就職出来ないかもしれない」という恐れを抱えておりました。
就職相談会に行っても、例年に比べると求人は半分以下とのこと。。。
あらゆる企業に履歴書を出しても、面接までこぎつけない。
運良く面接まで行って、運良く「内定」をもらっても、それは企業に都合の良い「内定」の「内定」で、何時取り消されても文句も言えない、絵に描いた「内定」だったりするようです。
うーむ、こんな社会に誰がしたっ!!
飲に進むうちに、シュウカツ(就職活動)の話から、人間関係、恋愛論の話になって、自己主張するA君のことが
一番心配になってしまいました。
A君、20歳
「僕は自分が嫌いです。だから人を愛せません。愛して欲しいとも思いません。
だって、僕は自分が嫌いなのに、そんな自分を好きになってくれる人がいるとしたら
その人を全否定するようで申し訳ないからです。」
正直者。
でもこういう子、いぢりたくなる(笑)。
「んじゃ、自分を好きになるために、何かしてるの?」
と問えば
「特にしてません、だってそれは成り行きでしょ?何かするって話ではないと思う。」
ここまで聞くと、「この子、結局何もしたくないないんだな・・・」って判っちゃう。
「自分を好きか?」と問うて、「大好き!」という答えが返ってくるなら、それはそれでちょっと引くけれど(笑)
少なくともその判断を下す上では、自分なりの「基準」が必ずあるはず。
頭のいいA君ならそれも判ったはず。
「自分を嫌い」と言ってるうちは、「自分を好き」になる努力をしないで済むからね。
「君、ずるいよ!」っと笑ったら、A君は頭を抱えてた。
そうそう、もっともっともっと考え、悩めよ若人!
ゲハゲハ笑って飲み明かした夜。
次の日、会社の最寄りの地下鉄の駅で一人の若者の身体が電車の前で舞った。
死者はまだ20代前半の若い男性だった。(A君ではない!)
インターンシップの3名の学生と同じ年頃の若者だった。
悩みを誰かに聞いてもらって、笑い飛ばすことが出来なかったのだろうか?
自分のことが少しでも好きなら、死ぬようなことは無いと思う。。。
だから、A君、肩の力を抜いて、君は少し無責任なお気楽人間になりなさい。
そうそう、アタシみたいにさ(笑)。
けどね、君と私はすごく似てるんだよ(笑)。
徒競走には順位をつけない。
倫理を考慮せず平等を推し進めたため、
教師が生徒を管理できなくなった。
このような教育を受けて育った若者らは、
年長者があからさまに咎められない部分、
「人権」と「道徳」の間隙を縫いながら、
「出る杭をイジメる環境」を熟成し、
そして互いの能力の発芽を摘み取っていく。
言葉遣いは、いつも語尾に曖昧さを残し、
自己主張の表現は、批判を恐れてためらいがち。
友達にも心をさらけ出すことを極端に恐れ、
流行に乗ることが個性を発露するチャンスだと捉える。
自由があるようで全くない。
人間らしさをそぎ落とされた規格化された人々。
それでいて、徒党を組めば性格すら変貌する。
全ての若者がそうではないけれど、
こんな傾向が年々強くなっている気がします。
自分で自分を否定したら、誰が自分をかばってくれるのよ~と、娘にはカ~ツ!をいれとります。
でもさ、こういうタイプの好きな女の人結構いるみたいなんですよね。ま、あたしも、とらよ~しさまもパスだけどね。
アッ、むこうから駄目出しきちゃうか~(笑)
コメントありがとうございます。
私が小中学生の頃、塾に通う子はクラスで1割も居なかったと思います。
現在は9割くらいが塾通いしてるでしょうか。
競争による差別を失くすため「ゆとり」教育などを実施しました。
しかし益々学歴偏重が進む日本においてとす、そんな学校教育に疑問を感じ、塾で学習させることで学校教育を見放した親達は多いのではないでしょうか。
世界と比較して学力が落ちていると判ると、また方針を変える。
では間違った方針の元で過ごしてきた子供達はどうなるのか?
社会は誰にでも等しく、厳しく容赦してくれないのにさっ。
>ぱーるぴあす様
コメントありがとうございます。
最近の子供達は、面白味のない学校と塾の往復の毎日というイメージがあります。
虐めも陰湿になってきていますしね。
>短所も長所よりに考えればいいかなぁと・・。
これ大事ですよね!
中学生にもなれば、家庭で過ごす時間より学校で過ごす時間が多くなります。
処世術と言うと生々しくていやらしいけど(笑)、生き方を教える、、、すなわち道徳の授業を
充実させてほしいなぁ、、、と思う今日この頃です。
今時の若者を見ても、もう母の目線(親になったことはないけど)以外、何とも思わなくなりましたね。
ええ、この歳ですから(笑)
>アッ、むこうから駄目出しきちゃうか~(笑)
飲み会に誘うと「パワハラ」に成りかねないですぅ~(爆)
砂糖さんには明かしたんだけど、
実は、今回のハンドルを考えるにあたり、
密かにタイピングしにくい「p」を入れちゃおっと企んだんだけど、
いやはや「ぱーるぴあす」には、ガツンとやられましたぁ(爆)
「ぱーぷるぴあす」だったら、コピペに徹していたことでしょう(笑)
あいにく、わたしは一人モンですから、
おきらくごくらくだけど寂しい毎日(笑)を過ごしてます。
で、今回のことは、姪(姉の娘)とのふれあい(格闘?)から、
身に沁みて味わったことを、わたしなりに咀嚼した結果なんです。
ほんと、事あるごとに、己の思考が「しゃちほこ」ばってるのかって、
何度も何度も自問自答させられましたよ。
怒鳴った回数、肩透かしをくらった回数、
励ました回数、褒めた回数…。
今は父親がいますけど、彼女も長い間片親だったこともあり、
その間、実の子供みたいに接しました。
ぱーるぴあすさんのご令嬢は、
これまでのご母堂様の発言からみて、
たおやかななれど、芯の通った乙女と察しまする。
>とらよしさん
ご指摘の通り、社会に出れば、
否応なしに競争社会が待ってますよね。
教育現場での競争をなくすってことは、
未成年者の育成を放棄したのに等しいと思います。
道徳は、家庭で教育することなのだと、
いけしゃあしゃあとのたまう教員もいますけど、
家庭内で競争なんて経験ができるわけないのです。
この論理は明らかに破綻してます。
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