kanom-35° ご来訪、誠にありがとうございます。
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東京から帰った次の日、午前9時頃だっただろうか、まだ布団を抱いていた怠惰な私は、何度も鳴らされる玄関のチャイムを。(どうせ新聞か宗教の勧誘だろう)っと完全に黙殺していた。。。
そしてzzz。
またまどろみ始めた頃、突然ドアの鍵がこじ開けられる気配を感じ80%くらい目が醒めた。
へ?ピッキング???
なんて少し恐怖したものの、まだ20%は寝てたし、ドアの鍵は特殊な構造なので「開くことはない」とタカをくくっていた。
案の条、外の人間は相当苦労している。。。でも、、、しつこいな。(ガチャガチャ)、早く諦めてくれないかな。(ガチャガチャ)。
でも、待てよ、もし開いちゃったらどうしよう・・・あ、ドアストッパー掛けて無いじゃんっ!!うわーーーっ!!ってな感じで飛び起きて、ストッパーを掛けようと布団を剥いだ時に、ドアが開いた。。。
恐くて恐くて布団を抱きながら「誰なのっ!!」っと叫ぶのが精一杯、喉の奥がヒリヒリした(わたくし、寝るときは基本何も身につけないので、色んな意味でピンチだったのだ)。
そしたら、ドアの向こうから、聞きなれた間延びした声が。。。
「アンタが食べたいって言ってた鮎、持ってきたよ。」
・・・・・・・・。
養母だった。体中の力が抜けて、安堵感でヘナヘナしたとたんに猛烈な怒りが沸いてきた。
「ピッキングかと思ったじゃないの、驚かせないでよっ!!」安堵感は得たとはいえ、心臓はまだバクバクしてる。無性に腹がたって、語気が鋭くなった。
「ごめん、ごめん、でも電話したんだよ。留守番電話にも入れたんだけどね、そりゃ疲れてるよね、ごめんごめん。」
そうやってカラカラと笑い、荷物をほどく老女に言葉は無い。
んっと。。。
ここのところ、夏になると「鮎飯」が食べたくって、ずっと養母にねだっていたのだけど、食べられ無いこと10年あまり。
「ねー、アタシが鮎飯食べたいの知ってるくせに、いつも事後報告だよねぇ」
なんて嫌らしい言葉を吐いてしまったのは、去年の秋のこと。
養母はアタシが吐いた毒を1年間温めつつ、渓流釣りが好きな従兄に
「鯱(とら)が食べたいらしいから、沢山釣れた時に少しわけておくれよ。」
かねてからそう頼んでいたらしく、その日は従兄が釣った鮎を下げて、アタシを訪ねてきたらしい。
10月上旬に釣った鮎を、カチンコチンに冷凍したまま。
さぞかし重かっただろうに、、、ゴメン、ピッキングと間違えて。
頭に上った血はすぅーっと下がったのだけど、素直でないアタシは振り上げた手を簡単に下ろせなくて、語気は鋭いまま。
おかん、許せ・・・。
罪滅ぼしに、夕方まで愚痴を聞く(笑)。
これが案外難儀な勤めである。
夕方、久しぶりに養母と台所に立つ。
一緒に暮らして居た頃、養母は料理が嫌いだったので、アタシが台所に立つと「これ幸い~♪」っとばかりに
とっとと逃げて、「あたしゃ店番があるからね!」っと編み物に勤しんでおりました。
台所から逃げてばかりだった養母と台所に立てるのは、時が経ったからだろう。
西日の当たる私の部屋のキッチンは、それでなくても暑いのだけど、アタシには違う熱さをもたらしました。
従兄がくれた獲物は、天然鮎10匹。
3匹は鮎飯用に素焼きに。
残りは保存が効く甘露煮に。
「甘露煮なんか作ったことないよ」
そう言う養母は鮎飯担当、アタシはどんな料理下手でも料理上手に変貌させる利器「圧力鍋」で甘露煮担当。
んっと、、、。
あはは、どっちもちょっと火を入れ過ぎちゃったね(笑)。
2人で笑いながら、2人で火を見守る時間は、とても楽しかった。
出来上がった鮎飯と甘露煮は、少し焦げ目アリ。
でもさ、今まで食べてきたおかんの鮎飯の中でも、ピカイチに美味しかった。
10匹もの鮎を、わざわざアタシのところに持って来なくてもいいのにさ、、、。
色々問題があるのだなぁ、、、っと思いつつ、兄とは話をしなくっちゃ、っと強く思った。
「馬鹿ヤロー」
なんて叫んでしまうかも。
「お米1合につき、醤油は大匙1杯ね」
養母のレシピを習得したいとも、、、このままいつまでも作り続けて欲しいとも、、、。
勝手でゴメン、鮎飯をありがとう。
レシピはばっちりだけど、元気でいる限り、作り続けて欲しいな。
ハイ、代償に、貴女の愚痴ならいくらでも聞くからさっ(笑)。
ヒルクライム 春夏秋冬
そしてzzz。
またまどろみ始めた頃、突然ドアの鍵がこじ開けられる気配を感じ80%くらい目が醒めた。
へ?ピッキング???
なんて少し恐怖したものの、まだ20%は寝てたし、ドアの鍵は特殊な構造なので「開くことはない」とタカをくくっていた。
案の条、外の人間は相当苦労している。。。でも、、、しつこいな。(ガチャガチャ)、早く諦めてくれないかな。(ガチャガチャ)。
でも、待てよ、もし開いちゃったらどうしよう・・・あ、ドアストッパー掛けて無いじゃんっ!!うわーーーっ!!ってな感じで飛び起きて、ストッパーを掛けようと布団を剥いだ時に、ドアが開いた。。。
恐くて恐くて布団を抱きながら「誰なのっ!!」っと叫ぶのが精一杯、喉の奥がヒリヒリした(わたくし、寝るときは基本何も身につけないので、色んな意味でピンチだったのだ)。
そしたら、ドアの向こうから、聞きなれた間延びした声が。。。
「アンタが食べたいって言ってた鮎、持ってきたよ。」
・・・・・・・・。
養母だった。体中の力が抜けて、安堵感でヘナヘナしたとたんに猛烈な怒りが沸いてきた。
「ピッキングかと思ったじゃないの、驚かせないでよっ!!」安堵感は得たとはいえ、心臓はまだバクバクしてる。無性に腹がたって、語気が鋭くなった。
「ごめん、ごめん、でも電話したんだよ。留守番電話にも入れたんだけどね、そりゃ疲れてるよね、ごめんごめん。」
そうやってカラカラと笑い、荷物をほどく老女に言葉は無い。
んっと。。。
ここのところ、夏になると「鮎飯」が食べたくって、ずっと養母にねだっていたのだけど、食べられ無いこと10年あまり。
「ねー、アタシが鮎飯食べたいの知ってるくせに、いつも事後報告だよねぇ」
なんて嫌らしい言葉を吐いてしまったのは、去年の秋のこと。
養母はアタシが吐いた毒を1年間温めつつ、渓流釣りが好きな従兄に
「鯱(とら)が食べたいらしいから、沢山釣れた時に少しわけておくれよ。」
かねてからそう頼んでいたらしく、その日は従兄が釣った鮎を下げて、アタシを訪ねてきたらしい。
10月上旬に釣った鮎を、カチンコチンに冷凍したまま。
さぞかし重かっただろうに、、、ゴメン、ピッキングと間違えて。
頭に上った血はすぅーっと下がったのだけど、素直でないアタシは振り上げた手を簡単に下ろせなくて、語気は鋭いまま。
おかん、許せ・・・。
罪滅ぼしに、夕方まで愚痴を聞く(笑)。
これが案外難儀な勤めである。
夕方、久しぶりに養母と台所に立つ。
一緒に暮らして居た頃、養母は料理が嫌いだったので、アタシが台所に立つと「これ幸い~♪」っとばかりに
とっとと逃げて、「あたしゃ店番があるからね!」っと編み物に勤しんでおりました。
台所から逃げてばかりだった養母と台所に立てるのは、時が経ったからだろう。
西日の当たる私の部屋のキッチンは、それでなくても暑いのだけど、アタシには違う熱さをもたらしました。
従兄がくれた獲物は、天然鮎10匹。
3匹は鮎飯用に素焼きに。
残りは保存が効く甘露煮に。
「甘露煮なんか作ったことないよ」
そう言う養母は鮎飯担当、アタシはどんな料理下手でも料理上手に変貌させる利器「圧力鍋」で甘露煮担当。
んっと、、、。
あはは、どっちもちょっと火を入れ過ぎちゃったね(笑)。
2人で笑いながら、2人で火を見守る時間は、とても楽しかった。
出来上がった鮎飯と甘露煮は、少し焦げ目アリ。
でもさ、今まで食べてきたおかんの鮎飯の中でも、ピカイチに美味しかった。
10匹もの鮎を、わざわざアタシのところに持って来なくてもいいのにさ、、、。
色々問題があるのだなぁ、、、っと思いつつ、兄とは話をしなくっちゃ、っと強く思った。
「馬鹿ヤロー」
なんて叫んでしまうかも。
「お米1合につき、醤油は大匙1杯ね」
養母のレシピを習得したいとも、、、このままいつまでも作り続けて欲しいとも、、、。
勝手でゴメン、鮎飯をありがとう。
レシピはばっちりだけど、元気でいる限り、作り続けて欲しいな。
ハイ、代償に、貴女の愚痴ならいくらでも聞くからさっ(笑)。
ヒルクライム 春夏秋冬
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Re:しあわせって・・・
>ぱーるぴあす様
コメントありがとうございます。
>お母さんのレシピのとおり作っても
>なぜかおんなじになんないんだな~
ほんっと、そうなんですよね!
うちの養母は料理嫌いだったので昔食べた料理の味は、どこかぞんざいな感じでしたけど、やっぱり忘れられ無いですね。
けど、今回の鮎飯はほんっとに美味しくて☆
「食べさせたい」という思いが、絶妙な調味料だったのでしょう。
親の愛情に、何時まで経っても子は追いつけ無いかもしれませんネ。
ぱーるぴあす様も今度里帰りする際には、日常を忘れてたっぷりお母様に甘えてください。
アタシなんかも、いい歳して未だ甘えてるんですから(汗)。
コメントありがとうございます。
>お母さんのレシピのとおり作っても
>なぜかおんなじになんないんだな~
ほんっと、そうなんですよね!
うちの養母は料理嫌いだったので昔食べた料理の味は、どこかぞんざいな感じでしたけど、やっぱり忘れられ無いですね。
けど、今回の鮎飯はほんっとに美味しくて☆
「食べさせたい」という思いが、絶妙な調味料だったのでしょう。
親の愛情に、何時まで経っても子は追いつけ無いかもしれませんネ。
ぱーるぴあす様も今度里帰りする際には、日常を忘れてたっぷりお母様に甘えてください。
アタシなんかも、いい歳して未だ甘えてるんですから(汗)。
いい曲ですね~♪
新潟出身ですか~うれしいなぁ!これプロポーズの曲かな?って最初に聴いた時思いました。
♪春の桜・夏の海・秋のもみじ・冬の雪~
あなたと見たい あなたといたい・・・
あたしも何度でもいわれた~い(笑)
心があったかくなる素敵な曲を紹介してもらったので、お返しといっては何ですが、わたしが今はまっている曲を勝手にご紹介しちゃいま~す!
「イチブとゼンブ」 B'z
歌詞が鋭いのです。 暇な時きいてみて~♪
♪春の桜・夏の海・秋のもみじ・冬の雪~
あなたと見たい あなたといたい・・・
あたしも何度でもいわれた~い(笑)
心があったかくなる素敵な曲を紹介してもらったので、お返しといっては何ですが、わたしが今はまっている曲を勝手にご紹介しちゃいま~す!
「イチブとゼンブ」 B'z
歌詞が鋭いのです。 暇な時きいてみて~♪
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