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JUGEMテーマ:裁判員制度
 
まもなく、裁判員制度が導入されます。
成人の誰もが裁判員に成り得るわけで、自分が人を裁く立場に成り得るわけで。。。

人を裁く準備、出来てますか?

私はさっぱり出来ていません。

躊躇するだろうことが多すぎるから。


裁判員に選ばれたとしたら、避けて通れないのが、量刑判断。
素人の自分が、人に「死刑」を求刑できますか?

私は死刑制度を積極的に反対しているわけではありません。
在っても無くてもいいや。
そんな感じ。
だけど、自分が求刑する側に立てば、事情は違います。
人に「死ね」なんてこと言えない。
「死」とはそれほど重いものだから。

けれど、ちょっと違う見方も出来ると思います。
果たして「死刑」は極刑でしょうか?

ある犯罪を犯した被告人に、死刑が下されたとして、刑が執行されたとして、
誰が後々まで苦しむでしょうか?

私は「死刑執行人」だと思います。

被害者遺族は、ひとまず溜飲を下げるでしょう。
けれど加害者である被告人は、死をもって自分の罪悪感から解き放たれる。
被告人にとって、死は恐怖でしょうか?

私にとって極刑とは、仮釈放も恩赦も適用されない終身刑。
酒も飲めない、セックスも出来ない、単調な、、、実に単調な、変化の無い毎日。
反省のみを強要される生活。
反省にのみ意味があり、希望のかけらも無い無償で単調な日々。

どんなに模範囚になっても、決して外には出られない、拘束されたもの。
夜な夜な、己が殺した被害者の影に怯え、呻く毎日。

「死」などという甘美で安住の元へ行かせはしない。
死ぬまで己の犯した罪に苦しめばいい。
そう思います。

死刑は極刑でしょうか?

生きることの方が、ずっと辛いと思うのですけど。

こんなケースもあります。

【無理心中判決】「生きてほしい」思い届くか 死刑望んだ被告

止むに止まれぬ事情で、妻子を手にかけた夫。

57歳のこの夫に、生きながらえるべく有期もしくは無期の判決を下すのか、
2人を殺した重罪人として死刑を下すのか、

情状酌量をもっての判決なら、前者でしょう。
しかし、彼にとって本当の情状酌量は、後者なのかもしれない、、、。
そんなことも考えてしまいます。

適切な判断、できます?



私は無理そうです。。。



裁判員制度、始まっちゃうんだから仕方ないけど、、、
混迷するんじゃないかなぁ。。。

 
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無題
私の身近に当たった人がいます、裁判員候補に。
ほんと困ってた。呼び出しにびくびくしてる。

日本国民としての義務になりましたから…と言われても、
あっそう!って簡単には、中々引き受けられません。
当たったらどうしよう??
tk 2009/02/07(Sat)21:59:49 編集
無題
>tk様

コメントありがとうございます。

白羽の矢が当たったその方、ものすごくお気の毒だと思います。
もし私だったら、、、ずぇーったい嫌ですからね。

当たったら、、、滅茶苦茶のことを言いまくって、裁判制度そのものを見直させるくらいのことしたいデス(笑)。
鯱美URL 2009/02/08(Sun)01:32:28 編集
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