Boys be ambitious!

　「将来の夢につながることを書いて。例えば、こんな職業があり、こんな思いで働く人がいる、と」

　「なぜ生きてるのか、なぜ笑うのか…人間について答えがたくさんあるものの考え方を知りたい」

　「悪いことばかりではなくて、庶民の日常で良かったことを、ささいであっても取り上げてほしい」

　
　高校生たちの「こんな新聞を読みたい」である。


高校生と新聞　(2月28日　中日新聞　編集局デスクのコラムより)


このコラムを読んで、感動しました。

我々大人が考えている以上に、若者は各々の目線で社会を的確に捉えようとしており、
事実を知りたがっているんだな、、、って。

実に的を得ています。

この日本で何が起こっているのか知りたい、教えてください。
多感期に身を置く彼らの真摯な問いかけです。

何故勉強しなければならないのか、学校での勉強が将来何の役に立つのか、

漠然と社会人になることは理解出来ても、どんな会社の社員になるかは未知の領域で
最も知りたいところでしょうけど、問われた大人は最も答え難いのかもしれません。

彼らの問いかけに正確に答えられる大人など居ないでしょう。
大人も我々も、高校生も君達と同じで常に自問自答し続け、誰かに問い続け
結果得られない答えを探しているうちに、己と社会の関係を誤魔化しながら生きているんですから。


　「なぜ生きてるのか、なぜ笑うのか…
　人間について答えがたくさんあるものの考え方を知りたい」


私も是非知りたいですネ、、、(笑)

こういう答えに困る問いにこそ、大人はプライドを捨てて真摯に向き合わないといけません。

「答えは一つではないけれど、より良い答えを一緒に考えようね。。。」

そう言って、大人は面倒がらずに一つくらい答え(提案)を用意しなくちゃいけないと思います。

Boys be ambitious !
Be ambitious not for money or selfish aggrandizement ,
not for that evanescent thing which men call fame .
Be anbitious for the attainment of all that a man ought to be .

少年よ大志を抱け！

お金のためではなく

私欲のためでもなく

名声という空虚な志のためでもなく

人はいかにあるべきか、その道を全うするために、大志を抱け

言わずもがなの、かの有名なクラーク博士の言葉です。

青年の問いそのものに答えることが出来なくても、こんな強い意志を伝えられる大人にならなくては。。。

若者の目前に広がる暗雲を振り払う、大人としての役割はとても担えませんから。