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以前紹介した詩を再度掲載します。
ここ数日のアメリカからの発信は、宣戦布告とも取れるので。
怒りとともにまた「これを見よ!」とばかりに紹介します。

Take up the White Man's burden--
Send forth the best ye breed--
Go bind your sons to exile
To serve your captives' need;
To wait in heavy harness,
On fluttered folk and wild--
Your new-caught, sullen peoples,
Half-devil and half-child.

Take up the White Man's burden--
In patience to abide,
To veil the threat of terror
And check the show of pride;
By open speech and simple,
An hundred times made plain
To seek another's profit,
And work another's gain.

Take up the White Man's burden--
The savage wars of peace--
Fill full the mouth of Famine
And bid the sickness cease;
And when your goal is nearest
The end for others sought,
Watch sloth and heathen Folly
Bring all your hopes to nought.

Take up the White Man's burden--
No tawdry rule of kings,
But toil of serf and sweeper--
The tale of common things.
The ports ye shall not enter,
The roads ye shall not tread,
Go mark them with your living,
And mark them with your dead.

Take up the White Man's burden--
And reap his old reward:
The blame of those ye better,
The hate of those ye guard--
The cry of hosts ye humour
(Ah, slowly!) toward the light:--
"Why brought he us from bondage,
Our loved Egyptian night?"


以下は、私が敬愛してやまない藤永先生の訳です。

白人の重荷を背負って立て
君たちが育てた最良の子弟を送り出せ
君たちが捕らえた者どもの必要に奉仕するため
君たちの子弟を異国の彼方に向かわしめよ
乱れさざめく野蛮な民どもの世話をするのだ
君たちが新しく捕らえた、仏頂面の
なかば悪魔、なかば子供のような民どもの。

白人の重荷を背負って立て
忍耐強く任に堪え
あまり手荒しく威し付けず、優越感を顔に見せず、
明け拡げな、分かりやすい言葉を使い、
百度でもくりかえして、
君たちが。自分のためではなく、他者の利益を求め、
他者の利益のために働いていることを分からせるのだ。
白人の重荷を背負って立て
平和を勝ち取らせるための荒ぶる野蛮な戦いだ。
飢えたる者の口を一杯に満たし、疫病の食い止めをはかるのだ。
そして、他者のために求めた目標の達成が
君たちの目前に迫った時、君たちの希望のすべてを
無に帰することのないように、見張りを怠るな。

白人の重荷を背負って立て
帝王たちのけばけばしく飾り立てた統治ではない。
農奴、掃除夫のたぐいの骨折り仕事なのだ。
将来には、君たちが立ち寄ることもあるまい港を、
辿ることもあるまい道路を、仲間とともに建設し、
そして、死んで行った仲間の名を、その港や道に冠するのだ。

白人の重荷を背負って立て
そして、古くから白人に与えられた報償を受けよ。
君たちが向上させてやった者たちからの非難を、
君たちが保護してやった者たちからの憎悪を。
君たちがそっとゆっくり宥めすかして
光の方へ歩ませてやった者たちは、何といい気なものよ、
「おいらが愛したエジプトの夜の絆からなぜ引き離したと」泣き叫ぶ。


        by Joseph Rudyard Kipling(ジョゼフ・ラドヤード・キップリング)


アメリカよ、、、オバマよ、いつまでも頂点に立っていられると思うな。
悪魔に魂を売ったに留まらず、もう神をも買収したつもりでいるのか?

一国のファシスト如きではない、もはやアメリカは、全世界におけるファシストで憎悪の対象と成り下がっていることを認めよ!!

Don Giovanni: The Commandatore Scene


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白人の世界
こんにちは。
故あって長らくパリに暮らす事になった身としては、白人には、それ以外の人種に対して<意識的に>あるいは<無意識>に差別意識が働いている事は、日々実感される事です。
どのような知識人でも同じです。本人は気がついていない事が多くても。
この詩は、そんな彼らの<素直な>そして、おそらく<真摯>な精神の発露なのでしょう。
私は、くそくらえ、で生きてきました。
対米外交は、何も特殊な事は不要です。
対欧州、対中国、対韓国、対他の何処とでも、同じ事。日本に不利な事や不愉快な事柄には、断固たる対処をし、大げんかをしながら、しかし利益の一致する所では、笑顔で握手する。
有る事柄に<対立>するからと言って、それで総ての関係が破綻する、と日本の外務官僚や政治家やマスコミは信じてしまうのですね。近視眼的に。
相手を、自分の手のひらの上で<踊らせる>事ができなければ、対等な外交等できませんね。
安保による日本の安全保障など、当然利益は享受して、だからといって別に<恩>に着る事等必要ないのですが。
ただただ、相手を裏切らなければ、それで良いのです。
外交とは、自国の利益を確保する事以外の、何物でもありません。
長々と失礼しました。(私もこの詩にムカついたものですから。。。)
時々パリURL 2010/04/18(Sun)06:41:23 編集
Re:白人の世界
>時々パリ様

ようこそ!
コメント&ご来訪ありがとうございます。

>どのような知識人でも同じです。本人は気がついていない事が多くても。
この詩は、そんな彼らの<素直な>そして、おそらく<真摯>な精神の発露なのでしょう。

そうなんですよね、、、彼らはその発露に何の躊躇も無く、堂々としてるので、こちらが面食らっちゃう。
外交もそうですね。何も怖気づく必要も卑下する必要もないのに、いつも譲歩してばかりのような気がします。


今回の共同発信のニュースに対して一番腹が立ったのは、マスコミの報じ方です。
日本のマスコミは『アメリカが鳩山首相を「信頼できない」とか「哀れな敗者」と報じている』と書く前に、なぜ、『核を放棄する気もない「デタラメサミット」を開催したアメリカこそ信用出来ない!!』と書かないのか。
日本のメディアは、完全にアメリカに馬鹿扱いされています。
もっとも自ら馬鹿になってる者もいるのでしょうが。。。

外交は、常に仲良く同意できるわけでなく、時々パリ様のおっしゃるように、

>日本に不利な事や不愉快な事柄には、断固たる対処をし、大げんかをしながら、しかし利益の一致する所では、笑顔で握手する。

これですよね。

一度や二度の交渉不成立など、別に大した問題じゃないのに、まるでスクープを取ったかのように大騒ぎする日本のマスコミは、完全にアメリカに掌上で転がされています。
何らかの力が働いているのか、それとも本当に馬鹿なのか、、、どちらにしてもやるせない気持ちです。

ところで、ここ最近、日本では4月半ばというのに、各地で大荒れの天気です。
北海道、東北、上越では雪が降ったりとか。
パリの気候は如何ですか?

今日は養母が蕨を持って訪ねてきました。
筍と一緒に炊いて春の味覚を堪能しました。美味しかったぁ☆

パリにも蕨とか筍なんてあるのでしょうか?


【2010/04/19 03:25】
無題
白人(欧米人、キリスト教徒)の傲慢さは、自分たちの文明の形成途上で外来の神であるキリスト教に強姦され、自分たちの固有の神を殺した(見捨てた)トラウマの裏返しだと思うようになりました。彼等としては今更過去2000年の歴史を否定できないでしょうから、死ぬまで(滅びるまで)このままでしょう。
CatShitOne 2010/09/02(Thu)00:17:38 編集
Re:無題
>CatShitOne様

はじめまして、ご来訪&コメントありがとうございます。

遠い昔、私もキリスト教にどっぷり浸かっていたことがありましたが、転んでしまいました。
神という概念は、言葉とか愛とか真理とか道徳として語られますが、その「神」とやらが変わったとは思えません。
人間が変わってしまったと考えるようになりました。

白人に限らず、日本人にもそう言えると思いますが如何でしょう。。。
【2010/09/02 21:29】
あまり怒るとシワが増える

「くたばってしまえ」
 思わずテレビに向かって呪いの言葉を叫んでしまった。
 オバマの記者会見。あれはブッシュ以来、最悪の醜い絵だった。

 肌の色だけで期待してしまったのは差別の一種だったのかと、自虐的な気分になります。

 この国民あって、この政治家あり。

 菅と小澤が並んでいる姿も、負けずに醜悪だ
 発する言葉もやはり醜い。
 
 
donjara 2010/09/02(Thu)22:14:19 編集
Re:あまり怒るとシワが増える
>donjara様

コメントありがとうございます。

オバマさんねぇ、この人を固める陣営がブッシュさん時代と大して変わっていなかったから、全く期待していませんでした。
菅さん以上のパフォーマーというか、嘘つきだと思ってます。
大統領就任の際、わざわざking'sバージョンの聖書を取り寄せて宣誓したのにさっ!
ま、「イエスは主である」と信仰告白をして洗礼を受け、神前で婚姻の宣誓をしたくせに、どちらも転んでしまったわたくしが言うのも滑稽ですけどね(笑)

人は誰しも「誓い」に縛られて生きてるわけではなく、生きるために「誓い」を必要とするのですが、やむなくその「誓い」を破らざるを得ない時もあります。
その葛藤と苦渋が全く感じられないオバマさんと菅さんは、似たもの同士!

>菅と小澤が並んでいる姿も、負けずに醜悪だ 発する言葉もやはり醜い。

そう思っちゃいますよね。。。
けれど、9/2の政策論争の2者会談は、私は小沢信者ではありませんが、小沢さんに「理」があると思いました。
小沢さん、普段は寡黙な人なのに、大いに語ってくれたのは珍しくもあり「良し」なのですが、語り口は下手ですね。。。

この会見の、小沢さんの東北地方出身者の一途で朴訥なイメージは好印象なのですが、例えは悪いですが、KOIZUMI&TAKENAKAくらい達者な弁舌が無くてはマズいと思うのですが、、、ね。
【2010/09/04 02:11】
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