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最近、若い書道家の活躍が凄い。
武田早雲(こんな字だったっけ?)とか、紫舟さんとか。。。
我が社のスローガン『前線へその先へ』も、武田早雲さんのもの。
ま、これはここではどうでもいい。
書家として昨今めざましいのは、紫舟さん。
今は誰でも、その作品を目にしているだろう。
今年のNHK大河ドラマ、「龍馬伝」のタイトル筆のその方。
スズキ・アルトのCMにも、出演していらっしゃいます。
武田早雲さんの書より、私は紫舟さんの方が好みです。
もちろん優劣の問題ではなく、私の個人的な嗜好デス。
画像は横書きだけど、ドラマでのタイトルは縦書き。
これがなんとも躍動感のある、色気のある文字なもんだから大好き。
まず、「龍」の字。
全体のバランスと最後のハネが、龍の雄々しさと猛々しさとだけでなく、架空の生物の実態までをも表している様。
今は書籍からの情報だけで、実際の龍馬さんを知る由はないけれど、この縦長の龍の字は、「のびのび」した印象の中にある確固とした意志を感じます。
次に「馬」の字。
四本足でもある点の一部が、体躯からはみ出ています。
これは龍馬の大胆奔放で型に納まらない、性格を表していて、まさに疾走する馬の如し。
最後は「伝」の字。
たかがドラマのタイトル文字だんだけど、これはこの書家にとっては「龍馬伝」の3文字がそのまま作品なのだ。
漢字にはその一文字に意味があるけれど、彼女はその文字に、人物像やその時の状態、さらには意志まで表現してしまうから凄い。
これはインタビューの中で、紫舟さん自身が語っていたところなんだけど。。。
この「伝」の字には不必要な最後の払いがある。
6画目の止めで終わるはずなのに、その後に払いがある。
けど、その払いも、最後まで払い切らずに、バランスのいいところで「止め」てある。
これが、龍馬さんが北辰一刀流免許皆伝を伝授しても、一度も人を殺めることはなかった「龍馬の剣」を表現しているそうな。
師匠たる千葉先生に「こんなもの(剣)では黒船に勝てない、一体何のための剣術かっ!?」
その問いの答えを、この「伝」の字の不必要な「払い」と「止め」に残した。
龍馬が千葉道場で学んだのは、殺人剣ではなく、活人剣だったと、書で表現するとは、、、凄いなぁ。
昔ながらの書道家からしてみれば彼女は『異端』なのかもしれない。
こんなアタシでも、当時は定番だった書道を習っており、たまたま特待の称号まで頂いたので師匠の好みの「字」を書くことは出来たけれど、それ以上の表現があるとは思ってもみなかった。
アタシは中学で書道を止めてしまったけれど、「手本に頼らない自由な発想」が許されていたら、まだ続けていただろうか。。。。
NO!
凡人には、お手本から逸脱出来ない。
所詮、凡人は凡人。
パンダちゃんとときます
そのこころは・・・
どちらも白と黒のバランスが絶妙で~す
お正月に、紫舟さんが出演のテレビ観ました。美人さんなんでビックリ!最初に透明な液?で書いて、その後で紙の裏側からもう一度、墨で書いていくものでした。最初に書いた無色の文字がだんだんと浮き上がってくるしくみです。パーフォーマンスもさることながら、その出来上がった作品の力強さに圧倒されました。書というより、絵というか版画のような美しさ・・・。見入ってしまいました。
彼女には、書の枠にとらわれずいろんな事に挑戦して欲しいなぁ~と思います。
コメントありがとうございます。
>書とかけまして・・・
うまい、座布団2枚!
紫舟さんは文字にだけでなく、余白にもイメージというか、物語を持たせているので、まさに絶妙な小噺です。
紫舟さん、本当にお綺麗な方ですよね~。
私の好みの顔です。
ちょっと南果歩さん似かなぁ。
南果歩さんが大好きなので、心酔してる俳優さんの渡辺謙さんが彼女と結婚しても荒れずに済みました(笑)。
私が感銘を受けたのは、「寂(さび)」の一文字を書から彫金し、モビールのようなオブジェを制作したんです。そこに弱い光を当てて壁に映る影で、「外国人にも日本人特有の「寂(さび)」寂」を感じて欲しい。そう語っていたこと。
これがまた素敵な、いかにも寂しい文字で。
思わず泣いてしまったのだ。。。
http://www.e-sisyu.com/exhibition/070608.htm
コメントありがとうございます。
私の師匠が「清波」という方で、その愛弟子が「清陽」という方でした。
中学生時代のことですが、お名前を拝見して勝手に感慨深くなってしまいました^^
私の分析など、半分は紫舟さんが語っていらしたことの肉付け程度のものですので、お恥ずかしい限りです。
書道というか、一つ一つの文字自体が内包する意味を持つ、そんな言語で育ったことに感謝したいです。
日頃目にする活字、新聞でも書籍でも、本来は素敵な文字が並んでいます。
それぞれが、ぴょんぴょん飛び跳ねる躍動を是非感じてください。
(文章になると支離滅裂になるのは、また別の話・笑)
若輩者がこんなことを申し上げるのは僭越ですが、成長段階を行ったり来たりというのは、どこまで続けても良いのではないでしょうか。
人と同じですもん、文字をどのように表現するか、活かすか、その推敲があってこそなのでしょう。
清陽様の表現で、一番好きな文字を描いて(書くのではなく)みてはいかがでしょう。失敗などない世界などですから、どうぞ、大胆に、果敢に挑戦してみてはいかがでしょう。
また是非お立ち寄りくださいね。お待ちしております。
貴ブログとても素敵ですよ。ゆっくり楽しみに拝見させていただきますね。
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