アメリカくたばれっ！

　お星さま、お星さま、私の願いを聞いてください。
　ドルがもっともっと安くなりますように。
　世界通貨がユーロに遷りますように。
　アメリカが崩壊しますように。
　それに伴って、アメリカに尻尾を振っていた、ニッポンの政治家の責任が問われますように。
　叶えられるまで、ビールは一日1本にします。。。
　いたいけな、この私の願いをどうか、聞いてください、、、。
　
　お願いです。。。


なんて、とっくの昔に「いたいけさ」を失った酔っ払い女が言ってみる(笑)。


製造国だったアメリカが、いつしかバーチャルな商売をするようになりました。
1990年代のITバブル。
2000年以降の住宅バブル。

アメリカの基幹産業はモノ造りを離れ、いつしか机上の作業で荒稼ぎが出来るようになっちゃいました。

その机上のバーチャル作業を、空論ではなく確かな産業とするために1993年から日本に突きつけてきた
要求が以下。

1997年　建築基準法改正
1998年　保険業法改正
1999年　労働法改正
2000年　時価会計制度導入
2001年　確定拠出金年金制度導入、医療制度改革

私に一番身近だったのが、2000年の「時価会計制度導入」だった。

ずっと会計畑でやってきたけれど、こんなギャンブルで稼いだようなあぶく銭を、試算表に表記するなんて、、、。
はっきり言って、日本には全く意味のない会計方針だと思ってた。
けれどその頃、ト○タの経理委託会社にに籍をおいていた私は、一生懸命勉強しましたわぃ。
そのト○タが、連結決算で時価会計を導入したのは2002年だったと記憶しています。

投資をしている会社など、ト○タの子会社では50%無し。
孫会社に至っては、90%無し。

だから、何の意味があるのか全くわからなかった。

けれど、アメリカにはあったわけだ。

土地・住宅バブルを誘発して、高騰した資産の理論上の膨大な利益を計上すれば、どんな法人格付け会社だって
AAA(トリプル・エー)を付けざるを得ない。
5年くらい前の、格付け会社(いわゆるシンクタンク)の評価を見ると、アメリカの住宅会社、金融会社、
証券会社は、なかなか手に入れられないAAAに格付けされてた。

　アメリカって優良企業ばかりなんだなぁ、、、何時の間に日本は遅れをとったんだろう。
　バブル崩壊がまだ響いてるのかな。。。

なんて思いました。
ええ、素直に。

当時の会社の上司も、会議の度に「『US　GAAP(米国会計原則)』にのっとり～」
「『US　GAAP』を鑑み～」なんてやってましたね。。。

なんのことはない、こんな出鱈目な会計法(時価会計)を世界標準にしたおかげで、理論上の利益を計上することによって、格付け会社の絶大なる信用を得て、理論値にすぎない債権を証券化して
欧州だけでなく世界中にバラ巻いたことで現在の、100年に一度と言われる不況があるわけよ。

つまり、アメリカは常に自国に都合のいいように法律を改定しちゃう、事後法バンザイの国なのだ。
今も昔も。

さて、この時価会計制度にのっとれば、今の米国企業でAAAを獲得できる会社など、無いに等しいだろう。

この悪しき時価会計法が、最近になって緩和されているとのこと。
緩和なんて言葉は温いね。。。
要するに

・投資で儲かってた時は、ゲンナマに変えてなくても利益計上しろ
　（→膨大な利益が計上されるので超優良企業とみなされる。。。AAA(トリプルA)獲得）
　（→本来なら得られない信用を得るに至った）

っていってたくせに、その投資で破産寸前になった今は、

・投資で損失した部分は、損失計上しなくてよろしい
　（→サブプライムローンの崩壊で被った損失は無かったことに）
　（→損失を隠して実態経済にしゃあしゃあと戻ろうとする）

って、盗人猛々しい言い分なわけだ。


さらに、政府に0%金利で資金援助を受けた主要金融機関は、30%の利息で民間に貸し出ししてるとか。
うわ、、、サラ金より酷い、、、酷すぎる。
自国が覇権国家である続けるためには、庶民の苦しみは関係ないようで、、、どこかの国と
スタンスは同じ。

2008年度の年次改革要望書(2009年の実施を期待)の骨子は以下。

金融→確定拠出型年金制度の拡大
農業→最大残留農薬レベルの緩和
医療→医療機器や新薬認証までの時間短縮

自国を救うためなら、日本国民の資産を食い荒らすことには、なんの躊躇いはないでしょう。。。

だから祈っちゃう。

　お星さま、お星さま。。。


 ※一部加筆・修正いたしました。
　　本文の内容を大幅に変える修正ではありません。(4,25)