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3年ほど前だったでしょうか。
養母がデパートの展示会が見たいと言うので、連れて行きました。

work46.jpg何だかわかります?

可愛らしい少女が2人うたた寝をしています。
これ、人形なんですよ。

無造作に放り出された掌も足も、細部の指一本にさえ妥協がありません。

実際に見た人形は40センチくらいだったけれど、今にも起き出してきそうなほどリアルで、驚きました。
表情がまた、可愛らしい。。。



         昭和の初期頃の子供達。work18.jpg

         隣村の子供達との合戦に備えます。

         「おい、みんな!行くぞっ!」

         なーんて言ってるのが聞こえてきそうです。


work88.jpg




さーて、お掃除お掃除。


手の指も足の指もふっくらとして、少女らしい。




p08.jpgp01.jpgwork34.jpg











この人形達には、重しになるような物が全く入っていません。
この人形達が自身でバランスをとって、立っています。

これらの作品は、人形作家の「与勇輝」さんの作品。

私の癒しの源泉である。
なんとも豊かな表情が、日常を忘れさせてくれますネ。

与さんは、作品を自身の子供だと言います。

「この子には、どんな着物が似合うだろうか、何を着せてあげようか」

布地にとても拘りを持っており、木綿以外の布は一切使いません。

昭和の香りを残した木綿で着物を作り、男の子らしい着こなしや、女の子らしい着物裏にまで気を遣います。
だから、人形達も生き生きとしているのでしょうね。


強く印象に残った作品はこちら。

花陰と題された作品です。
work22.jpg









与さんが亡きご両親を想って作られたそうです。
老いて寄り添う姿がなんとも素敵な雰囲気で、とても人形とは思えず、思わず泣いてしまったのだ。。。

河口湖ミューズ館 - 与勇輝 館 -


 

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