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かつて読んだ詩をもう一度読みたくなったのだけど、作者名も一遍の詩の題名も思い出せず、微かな記憶の中にあった、別の詩の一節 「幸せはどこにある」 で検索をかけたら、やっと見つかりました。
X 夢みたものは……
夢みたものは ひとつの幸福
ねがつたものは ひとつの愛
山なみのあちらにも しづかな村がある
明るい日曜日の 青い空がある
日傘をさした 田舎の娘らが
着かざつて 唄をうたつてゐる
大きなまるい輪をかいて
田舎の娘らが 踊りををどつてゐる
告げて うたつてゐるのは
青い翼の一羽の 小鳥
低い枝で うたつてゐる
夢みたものは ひとつの愛
ねがつたものは ひとつの幸福
それらはすべてここに ある と
参照 : http://www.geocities.jp/scaffale00410/cp/yasashiki2.htm
なんと牧歌的で静かな詩であることよ。。。
いささか少女趣味的な感は否めないけれど、しかし、彼にはこれが紛れもない本音でした。
鳥が囀るように誰もが笑い、弾けるように踊る姿に、凡庸ではあるけれど至上の幸福を見いだし憧れました。
手が届きそうな日常ではあるけれど、自分には決して訪れない、日常に憧れました。
立原道造 大正3年7月30日、東京生まれ
小学生で神童と呼ばれ、中学生で芥川龍之介の再来と言われ、高校生で文壇デビュー。
帝国大学建築科に入り、卒業までずっと首席でいたそうです。
しかし病に倒れ、24歳という若さでこの世を去りました。
婚約者に看取られての最期だったとか。
死に臨む者の視線は、全てを慈しみ抱擁します。
自分の命が潰える以上に、これほどの人だ。
暗黒へとひたすら突き進むこの国に住む人々を、優しくも力強い口調で諭している、孤独な詩人が浮かびます。
旧約聖書の「詩篇」より、数十倍もの美しさを感じます。
◆お詫びと訂正◆
立花ではなく、立原道造でした。
全くの余談ですが、NHKの大河ドラマ「江」が始まりました。
キャスティングは評価出来るのではないでしょうか?
けど、どうも最近は豊臣秀吉がコミカルに描かれすぎやしないかと・・・(苦笑)。
個人的には、『来年こそは「保科正之」を大河の主役にして欲しい』と思っているのですが、維新の遺恨はまだ残っているのでしょうかねぇ?
いつも、とらよしさんのことばには、いちいちうなづいたり感心したりすることばかりなのですが、
|キャスティングは評価出来るのでは
ないでしょうか?
ここは、珍しく不同意です(笑)
上野樹里がまともな演技ができるとは思えないんですよね…できるようになるんだろうか。。。
コメントありがとうございます。
上野樹里さんの演技といえば、「のだめカンタービレ」のはちゃめちゃ感が印象的ですもんね。
私自身も、「江」のキャラクターを掴みきれていませんが、自由奔放でやんちゃなイメージがありますので、ワリとすんなり受け入れられました。
ま、他に適役な方も思いつかないですし(笑)。
危なっかしい上野樹里の周りを固める役者さん達が素晴らしいですよね。
浅井長政役の時任三郎とか、一話だけの登場なんて勿体無い!!(笑)
「龍馬伝」以上の豪華キャストに囲まれて、萎縮せずに頑張って欲しいと思ってます。^^
ただ、女性の戦を前面に出すストーリーになってきたら、
おそらく、見るのを止めると思います…。
で、キャスティングですけど、
茶々がちょっとねぇ…。
柴咲コウだとイメージに合うのだが…。
芳春院(まつ)は出てこないのかな?
重要人物だと思うんだけど…。
ほだで、間違ーなく見ぃーへんくなると思うわ。
主人公と信長はエエと思うな、わしゃ。
すでに2回程、猿は死んでいても可笑しくない。
やっぱ、これだけ不満があると無理みたい(笑)
コメントありがとねーっ!
>女性の戦を前面に出すストーリーになってきたら、おそらく、見るのを止めると思います…。
あのぅ、、、タイトルがさ「江 ~姫たちの戦国~」なんて壮大なもんだからさ、女が前面に出てくると思う(笑)。
あ~、茶々のイメージはわかるような気がする。
宮沢りえは芯は強そうだけれども、優しくてたおやかで、、、そんな感じだもんね。
確かに柴咲コウはいいかもね。
あんまり大きい声では言えんけど、昔の大河で「女太閤記」ってあったじゃない?
西田敏行が秀吉で、あの時の茶々役が池上季実子。あれは良かったよねーっ!
その「きつい」イメージも残っとるだら?
信長(豊川悦司)もいいよね。
それに、なんだか小ズルイイメージの家康が北欧寺欣也さんとは、まったく豪華で格好よくって、ちょっと嬉しいです。
猿かぁ、、、あいつのイメージは払拭できないものなのかしらん?
秀吉はお笑い芸人じゃないんだけど!(ぷんぷん)
ご無沙汰をしております。
久々に参りましたら、「夢見たものは」!
まあ、なんと渋好みな!!
立原さんには、高校生の頃にハマりまして、
ずっと好きでした。
昭和20年代に青春時代を過ごしていた音楽家なんぞは、
彼の音楽的な詩にぞっこんだったようで、
「作詞 立原道造 作曲 ○○」という声楽曲がずいぶんあったんですよ。
僕はそういうのを歌っていたんですけれどね。
葉祥明の画集に「夢見たものは」がありました。
詩に実に馴染む、素敵な絵。
どこかにやってしまいましたが、お気に入りでした。
8年ほど前に、本郷の立原道造記念館にふらっと入ったことがあります。
肉筆は人を語る。
几帳面で、繊細な人柄が偲ばれる、
月並みな言い方をすれば「女性的」な字。
今時の若い人にはウケないだろうな。
かえって中原中也みたいなアナーキーな方がウケるかも。
閑話休題。
「江」
初回を見て、ボロボロ泣いてしまいました。
家の者が「どうしたの?」と不思議に思うくらい。
僕のどこかの琴線にはまったものがあったようでした。
第2回は、全く涙をこぼしませんでしたが。
豪華キャストに囲まれ、上野樹里が(良い意味で)どうはじけるか。
楽しみにしております。
それにしても、トヨエツは良い俳優になりました。
コメントありがとうございます。
おひさしぶりです!またお立ち寄りくださってありがとうございます。
今年もよろしくお願いしますね。
立原さんの詩は、圧倒的に女性が支持しておりますよね。
殿方で、立原さんの詩が好き、とおっしゃる方に出会ったのは初めてです。
ま、私の周りの殿方は、詩文とは縁が無い大の酒好きばかりなので無理もありませんが(爆)
私が立原道造さんの詩を知ったのは、小学校高学年の時です。
当時の女子の誰もが読む漫画雑誌には、立原道造さんの詩がよく引用されていました。
休み時間に主人公の夢見る女学生が、口ずさむようなシュチュエーションで(笑)。
今はどうなんでしょうね。。。
立原さんの視線が好きです。
自分自身が時に、鳥になり雲になり、蝶にも花にもなる。
読んでいると幸せな気分になります。^^
葉祥明さんという方は、私の不明で存知ませんけど、きっと同じ感覚の持ち主でいらっしゃったのでしょうね。
>かえって中原中也みたいなアナーキーな方がウケるかも。
そうそう、中原中也さんを読むなら、立原さんを読んで欲しいという思いがあります。
中原さんの詩って、私には悲観というより自棄な印象が強過ぎて、好みではないです(笑)
自ら世を捨てたくせに、寂しくて「構って、構って!」と言う子供みたい。
どちらも類稀な天才だとおもいますが、両極な感じを受けます。。。
>「江」
>初回を見て、ボロボロ泣いてしまいました。
同じく。
浅井長政の最期、妻と子供を逃がす場面ではないですか?
時任三郎さんの演技が素晴らしかった!
戦国武将の覚悟と始末の付け方、なのでしょうか。
なんて、横隔膜様との琴線とは全く違うかもしれないのに、自分自身が感じたことを語ってしまいました。
スミマセン。。。
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