kanom-35° ご来訪、誠にありがとうございます。
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この日はよく歩きました。たくさん歩きました。
炎天下の広島。
てくてく。てくてく。てくてく。
もういいだろう。ホテルに行こう。
そう思ったのは16時頃だっただろうか。
広島駅から宮島口へ向かうため、JR線に乗る。
幸い改札を抜けたとたんに目的の電車が到着し、これまた幸いなことに座席は随分空いている。
ふぇ~っとばかりに座席に沈み込んだ時、腰の曲がったおばあちゃんが、
「これは岩国行きですか?」
っと訪ねてくる。
地元民ではないんだけどね、、、(笑)。
「はい、そうですよ。どうぞ。。。」
そう言って隣りの席を示した時にドアが閉まる。
「はてー、旅行者には見えなかったのかな???」
っと考えたとたんに、青くなった。
そうだ、小さいとはいえ着替えを入れたバッグを、広島駅のコインロッカーに預けていたんだった!!
まったく、、、このテの失敗は毎度のこって。。。
しかし、このおばあちゃんに話しかけられていなかったら、あたしゃそのままホテルに向かっていただろう。
おばあちゃんに深々と頭を下げ、隣り駅の横川で降車し、また広島へ戻る。
もう、笑っちゃう。
自分のアフォーさ加減を一人でニヤケながら、また戻る。
もうね、楽しくってスキップしたい気分。
そんな些細なアクシデントがありましたが、なんとか無事にホテルにチェック・イン。
本当は小さな民宿とか、ビジネスホテルでも良かったんだけど、ここしか空きがなかったのだ。
夕食と翌日の朝食が付いた、立派なホテルである。
部屋に通されると、小さいバルコニーがついている。
対岸は厳島神社の朱の鳥居が見える。
わぉ、眺望オッケーだ!
そのバルコニーに、部屋の肘掛け椅子を、うんしょうんしょと運び出して、冷蔵庫でキリリと冷やされたビールをプシュっとやって、
マッタリーノ、マッタリーノ。
歩き疲れた脚を放り出して海風に当たりながら、プールで遊ぶ子供達の歓声を聞き、間断のない蝉時雨を聞き、
すっかりリラックスしたアタシは、あろうことか、今日流した涙のことは、すっかり忘れてしまうところだった。
バルコニーで、呆っと、乏っと、亡っと、忘っと、何かを思う。
何を思っていたのかは、某として思い出せ無い。
美しい海に漂うたくさんの紙切れと木屑。
ああ、あれは夕べの精霊流しの残骸なんだろうと認め、何とはナシに見つめていた。
どれだけそうしていただろう。。。
凪を過ぎてまた風を感じ始めた時、その日が満月だと思い出した。
急いでフロントに電話して、ナイトクルーズの空きがあるかを確認し、そのまま予約する。
厳島神社の年に一度の最大イベント、管弦祭の夜なのだ。。。
22時のナイトクルーズに備え、今の内に食事を済ませようと1階へ降りる。
先付・椀物・向付と続く会席料理だったのだけど、、、。
やっぱり興味が無い(笑)。だから写真も無い。
でも美味しかった。
久しぶりに食べ物を美味しいと感じた。(これはアタシにはめったにあることでは無い。)
食べ物のことを美味いとか不味いとか言うのは、罰当たりな気がして、あまり言いたくないのだけどね。
食べることにあまり興味のないアタシが敢えて言わせてもらうなら、ご飯に手抜きをしてないかどうかだけ。
いくら副菜が美味しくても、ご飯が美味しくなければ台無し。幻滅。
そう、あたしゃ米屋の娘だでね。
会席料理では最後にご飯が運ばれてくるけど、これが一番美味しくなくちゃ全ては台無しだよ。
うん。
そんなわけで、ここの料理は美味しかった。(えらそーに!・笑)
ご飯が美味しかったりすると、
「あ、お刺身も美味しかった。」
「穴子の天麩羅もふくふくしてた。」
「お味噌汁の出汁が効いてたね。」
なんて感想も言えたりする。
メシ粒が大事なのだ、アタシには。
別にこのエントリーで言うこっちゃないけどね、本当に美味しいご飯を提供してくれるお店は、
少なくなってて、ちょっと淋しいな。。。
管弦際を間近で観られるナイトクルーズの時間まで、ホテルのロビーで新聞を広げました。
手に取ったのは8月7日の中国新聞の朝刊。
驚いたことに、紙面の半分が前日の平和記念式典のことで埋め尽くされていました。
作文を読んだ小学生の内容全文と、その英訳。
秋葉広島市長の平和宣言全文と、その英訳。
国連総会のデスコト議長(ニカラグア)の声明と、その英訳。
そんでもって、取るに足らないASO首相の発言とその英訳。
実に膨大な量の平和の祈りが紙面に踊っており、非常に驚きました。
この新聞を買わなかったことを、今でも悔やんでいるくらいです。
ココでも読んでくだされば、8月6日の翌日の中国新聞の有り方が少しでも伝わってくるでしょう。
実に膨大な。。。
秋葉市長の平和宣言を読んでいたら、膨大な核実験の抗議文を思い出して、また涙が出てきた。
弱ったことに、止まらない。
明日帰るのはどうしても忍びなくて、フロントに連泊を申し出たら、色んな条件を鑑みると
今日の宿泊料金に5千円上乗せされたような提示額。
女の一人旅で泣いてたりすると、いろいろ警戒されるんですかねぇ。。。
ま、いいっか。
満月、満潮。
管弦際はクライマックスだ。
中島みゆき - 涙 (yumemachi)
炎天下の広島。
てくてく。てくてく。てくてく。
もういいだろう。ホテルに行こう。
そう思ったのは16時頃だっただろうか。
広島駅から宮島口へ向かうため、JR線に乗る。
幸い改札を抜けたとたんに目的の電車が到着し、これまた幸いなことに座席は随分空いている。
ふぇ~っとばかりに座席に沈み込んだ時、腰の曲がったおばあちゃんが、
「これは岩国行きですか?」
っと訪ねてくる。
地元民ではないんだけどね、、、(笑)。
「はい、そうですよ。どうぞ。。。」
そう言って隣りの席を示した時にドアが閉まる。
「はてー、旅行者には見えなかったのかな???」
っと考えたとたんに、青くなった。
そうだ、小さいとはいえ着替えを入れたバッグを、広島駅のコインロッカーに預けていたんだった!!
まったく、、、このテの失敗は毎度のこって。。。
しかし、このおばあちゃんに話しかけられていなかったら、あたしゃそのままホテルに向かっていただろう。
おばあちゃんに深々と頭を下げ、隣り駅の横川で降車し、また広島へ戻る。
もう、笑っちゃう。
自分のアフォーさ加減を一人でニヤケながら、また戻る。
もうね、楽しくってスキップしたい気分。
そんな些細なアクシデントがありましたが、なんとか無事にホテルにチェック・イン。
本当は小さな民宿とか、ビジネスホテルでも良かったんだけど、ここしか空きがなかったのだ。
夕食と翌日の朝食が付いた、立派なホテルである。
部屋に通されると、小さいバルコニーがついている。
対岸は厳島神社の朱の鳥居が見える。
わぉ、眺望オッケーだ!
そのバルコニーに、部屋の肘掛け椅子を、うんしょうんしょと運び出して、冷蔵庫でキリリと冷やされたビールをプシュっとやって、
マッタリーノ、マッタリーノ。
歩き疲れた脚を放り出して海風に当たりながら、プールで遊ぶ子供達の歓声を聞き、間断のない蝉時雨を聞き、
すっかりリラックスしたアタシは、あろうことか、今日流した涙のことは、すっかり忘れてしまうところだった。
バルコニーで、呆っと、乏っと、亡っと、忘っと、何かを思う。
何を思っていたのかは、某として思い出せ無い。
美しい海に漂うたくさんの紙切れと木屑。
ああ、あれは夕べの精霊流しの残骸なんだろうと認め、何とはナシに見つめていた。
どれだけそうしていただろう。。。
凪を過ぎてまた風を感じ始めた時、その日が満月だと思い出した。
急いでフロントに電話して、ナイトクルーズの空きがあるかを確認し、そのまま予約する。
厳島神社の年に一度の最大イベント、管弦祭の夜なのだ。。。
22時のナイトクルーズに備え、今の内に食事を済ませようと1階へ降りる。
先付・椀物・向付と続く会席料理だったのだけど、、、。
やっぱり興味が無い(笑)。だから写真も無い。
でも美味しかった。
久しぶりに食べ物を美味しいと感じた。(これはアタシにはめったにあることでは無い。)
食べ物のことを美味いとか不味いとか言うのは、罰当たりな気がして、あまり言いたくないのだけどね。
食べることにあまり興味のないアタシが敢えて言わせてもらうなら、ご飯に手抜きをしてないかどうかだけ。
いくら副菜が美味しくても、ご飯が美味しくなければ台無し。幻滅。
そう、あたしゃ米屋の娘だでね。
会席料理では最後にご飯が運ばれてくるけど、これが一番美味しくなくちゃ全ては台無しだよ。
うん。
そんなわけで、ここの料理は美味しかった。(えらそーに!・笑)
ご飯が美味しかったりすると、
「あ、お刺身も美味しかった。」
「穴子の天麩羅もふくふくしてた。」
「お味噌汁の出汁が効いてたね。」
なんて感想も言えたりする。
メシ粒が大事なのだ、アタシには。
別にこのエントリーで言うこっちゃないけどね、本当に美味しいご飯を提供してくれるお店は、
少なくなってて、ちょっと淋しいな。。。
管弦際を間近で観られるナイトクルーズの時間まで、ホテルのロビーで新聞を広げました。
手に取ったのは8月7日の中国新聞の朝刊。
驚いたことに、紙面の半分が前日の平和記念式典のことで埋め尽くされていました。
作文を読んだ小学生の内容全文と、その英訳。
秋葉広島市長の平和宣言全文と、その英訳。
国連総会のデスコト議長(ニカラグア)の声明と、その英訳。
そんでもって、取るに足らないASO首相の発言とその英訳。
実に膨大な量の平和の祈りが紙面に踊っており、非常に驚きました。
この新聞を買わなかったことを、今でも悔やんでいるくらいです。
ココでも読んでくだされば、8月6日の翌日の中国新聞の有り方が少しでも伝わってくるでしょう。
実に膨大な。。。
秋葉市長の平和宣言を読んでいたら、膨大な核実験の抗議文を思い出して、また涙が出てきた。
弱ったことに、止まらない。
明日帰るのはどうしても忍びなくて、フロントに連泊を申し出たら、色んな条件を鑑みると
今日の宿泊料金に5千円上乗せされたような提示額。
女の一人旅で泣いてたりすると、いろいろ警戒されるんですかねぇ。。。
ま、いいっか。
満月、満潮。
管弦際はクライマックスだ。
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