忍者ブログ
kanom-35°                                                                                               ご来訪、誠にありがとうございます。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

◆雨の日曜日、午後になって訪ねてきた養母と選挙に行ってきました。選挙会場の小学校は徒歩で25分程かかるので、御ン歳81の養母に歩かせるのは忍びなくタクシーで会場へ向かいました。毎度毎度思うのだけど、投票場など何処でもいいのに。会場が遠くて行けない人だっているだろうに。特にお年寄りはさ。それが投票率の低下の原因の一つだと思うので、早いとこもう少し便利な方法を考えて欲しいよ、まったく。そのタクシーの運転手さんはよく喋る人で、「選挙会場に行く」と告げたら自民・民主の批判をまくしたててました。でも、消費税増税には反対の立場ではないらしく、「財源が無いんだから、仕方ないよ」と言っていました。初乗り500円の個人タクシー。この値段で頑張っているのには理由があるハズなのに、消費税率アップで打撃を受けるのは、こういう個人事業主なのに、なぜ寛容でいられるのだろう?国民目線、生活第一にコミットしていない政治家の姿勢を批判してはみても、結局は妥協せざるを得ず、仕方なく程よくプロパガンダされた情報を現実としてしまうのが、悲しき苦労人ってところなのでしょうか。マシンガンのようなお喋りが愚痴ともボヤキとも取れ、聞き役に徹しました。虚しいなぁ。。。なんとなく、世のクリスチャン達は、日曜礼拝の後に選挙に出かけるのだろうか、、、などと考えました。昔のアタシだったら、絶対に行かないな(笑)。午後2時の時点での、その投票会場の投票率が23%と開示されていました。重苦しい気持ちで雨空を見上げるしかなかった。

その夜の選挙速報で、「民主惨敗、自民・み党の躍進!」などと報じられていたけれど、惨敗したのは国民じゃないだろうか?国民の代弁者となるべき野党の議席は、全く伸びなかったのだから。

◆1Q84のBOOK3を読みながら、天吾と青豆が住んでいた千葉県の市川市を思い、高円寺を思い、ボールベアリング、ソフトボール、宗教団体について思う。何故かどれも馴染みがあるので。私が社会人としてスタートしたのは東京。就職するまでの束の間、市川市に住む友人(オハイオ州出身のアメリカ人の女の子)の家に居候し、その後収入が落ち着いてからは高円寺に移り住みました。ドイツ系のボールベアリングを扱う会社に勤める傍ら、日曜日には教会に通った超バブリーな時代。あんな時代はもう二度とやってこないだろうけど、あれほどとは言わないけれど、なんとか好況を今の若い世代の子達に味わせてあげたい。生まれてからずっと不況の世の中しか知らないなんて、就職難から、大学3年生から就職活動をしなくてはいけないなんて、あまりにも理不尽で可哀相なことだと思う。一体何のための大学進学なのだろう。バブル時代に恩恵に預かった大人達は、そのおすそわけすら若者に与えておらず、窮屈な檻に閉じ込めているだけ。今日も会社には採用に関する問い合わせの電話がありました。すがるような声で。ごめんね、ごめんね。履歴書の送付さえ断られる時代というものを、我々が創りあげてしまったのだと思うと謝罪の言葉しか出てこない。

禍々しい選挙の後だからだろうか、美しい言葉が聞きたい、教会で礼拝がしたいと心から思い、聖書を手に取り、適当に開いた箇所にはこう書かれていました。

さて、一人の男がイエスに近寄って来て言った。「先生、永遠の命を得るには、どんな善いことをすればよいのでしょうか。」イエスは言われた。「なぜ、善いことについて、わたしに尋ねるのか。善い方はおひとりである。もし命を得たいのなら、掟を守りなさい。」男が「どの掟ですか」と尋ねると、イエスは言われた。「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、父母を敬え、また、隣人を自分のように愛しなさい。』」そこで、この青年は言った。「そういうことはみな守ってきました。まだ何か欠けているでしょうか。」イエスは言われた。「もし完全になりたいのなら、行って持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」青年はこの言葉を聞き、悲しみながら立ち去った。たくさんの財産を持っていたからである。イエスは弟子たちに言われた。「はっきり言っておく。金持ちが天の国に入るのは難しい。重ねて言うが、金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」
マタイ伝 19章16-23節


なぜか聖書を開く時には、その時に必要としてる言葉が現れます。この日目にしたのは『持てるすべての物は、獲得したものではなく、神によって与えられたもの』という考えでした。そこに神に対する感謝が生まれます。すなわち、イエスは社会保障のことを言っているのです。「持てる者が、持たざる者を助けよ」と。美しい言葉だと思うし、美しい精神ではないでしょうか。信仰も思想も無く、感謝の気持ちさえ持たない強欲なキンマン政治家からは聞けない言葉だと思うのです。

◆前の会社の同僚からお酒のお誘いがあり、久しぶりに華やぎました。なんとなく気分を変えて浴衣で出かけて行ったら、♂達が喜んでおりました。お店も喜んでくれたのか、帰り際にチリ産の赤ワインをいただいちゃって、わお、ビバ浴衣!飲む量はハンパじゃなかったんだけど(笑)。いつもの安居酒屋ではなく、かなりお洒落なオーセンティックバーで、好みのカクテル、うんとドライめなギムレットに舌鼓。レイモンド・チャンドラーの名作『長いお別れ』が読みたくなりました。選挙結果を見た直後は、エゴン・シーレの絵が見たいと思ったんだけどね。





関係ないけど、プロバイダを光フレッツに変えました。かなり快適☆ それと、1Q84青豆の体型のことについて感じたままを。青豆は身長170センチくらいの贅肉のないほっそりとした体型の女性として描かれてるけど、眉唾もんである。これは村上春樹さんにモノ申す(笑)。中学から社会人に至るまでソフトボールを続けた女性が、「ほっそり」してるワケない!絶対にゴツイ体型だよ、うん。しかもピッチャーで4番なんだから、先のオリンピックで優勝した日本のソフトボール選手達顔負けだよ。青豆の体型についての描写だけは違うと思う。身長170センチ、肩幅42センチ、バスト84、ウエスト65、ヒップ103、足のサイズ25センチの大女に違いないと、あたしゃ思うんだな(笑)。
PR

サッカー日本代表の記者会見で今野くんが物まねしたモノ

これだったのですね。
昨日(7/2)は我が社にマスコミから問い合わせと、画像使用許可願いの電話が鳴りっぱなし。
こら今野!余計なことすな!(笑)

ま、こんなことは笑える話なのでどうでもいいけど、アッタマにきたことがあったので、こっそり暴露しちゃえ。
某県知事のことだよ。
ことの発端は、こんな記事が駆け巡ったから。

神奈川県、岡田監督と5選手を特別表彰へ

神奈川県の松沢成文知事は30日の記者会見で、サッカー・ワールドカップの日本代表をたたえ、同県逗子市在住の岡田武史監督と、県内の横浜F・マリノスと川崎フロンターレに所属する選手5人に「県特別表彰」を贈ると発表した。

駒野、地元・和歌山県が特別表彰へ

サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、4試合すべてにフル出場した和歌山県海南市出身のDF駒野友一選手(28)について、県は特別表彰する方針を固めた。

雑記帳:日本代表・本田圭佑選手に市民栄誉賞 大阪・摂津

サッカー・ワールドカップ南アフリカ大会で活躍した大阪府摂津市出身の本田圭佑選手(24)が2日、同市始まって以来の「市民栄誉賞」を受けた。本田選手はこの日、通っていた保育園や小中学校を次々と予告なしで訪問。電撃的な帰郷の知らせを聞き中学校に急行した森山一正市長が「市民の誇り」とたたえ、表彰した。

なんか政治的な臭いを感じないわけではないけれど、確かに日本代表は凄かったし、感動的だったので、美談としましょう。ええ。
欲を言えば、神奈川県さんには「日本代表」と限定しないで、北朝鮮代表として出場していた川崎フロンターレのテセくんにもあげて欲しかったな。

こんな話題に「遅れまじ」と思ったのか、某都市から電話がありました。

「W杯で活躍した闘莉王選手と玉田選手は、わが県と非常に縁がある。その健闘を称えて表彰したい。」

だってさ。

アナタ、なんか変ですよ。闘莉王くんはブラジル出身だし、玉田くんは今回あまり出番が無かったし、、、。

怪訝に思いつつもそう聞いたところ、玉ちゃんはこの県の生まれで、闘莉王選手の出身校がこの県だと言うのですよ。
ふーん。。。ってなもんですが、ま、名誉の賞をいただけるのであれば、選手本人に聞いてみないとね。
ってことで、マスコミさんに取材申請書を出してもらうのと同じように、某都市の担当者さんにも、この申し出の主旨と日程・場所を明記した書面の提出を求めたところ、この某都市の担当者さん、「こっちが表彰してやるってぇのに、なんでそんなもん出さなくちゃイケないんだ」というニュアンス(注:あくまでもこちらの感じ方で、そうはっきり言ったわけではないですので、念のため)。なんとか納得してもらったものの、なんだか上から目線なんですよ、感じ悪いったらありゃしない。

そうして届いたFAXの文面が、概ねこんな感じ。

わが都市に縁のある闘莉王選手と玉田選手の、W杯における活躍をハイライトで拝見し、大変感動しました。多くの人々に、夢と希望を与えてくれたことに感謝し、特別賞(他の表現だったかも)を送りたいと思いますので、つきましては7月10日までの間で都合の良い日がありましたら、庁舎までお越しください。

ヤツらはオフじゃ!!

ってかさー、だいたい「W杯における活躍をハイライトで」って、「ハイライト」って、そんなことわざわざ書いて寄こすってどうよ?メンタリティだとかそんなハイソな問題じゃなくって、大の大人にもなって言葉の使い方を知らない、ただのバカじゃないの?我が社では、そのFAXを皆で覗き込み失笑してましたよ。

で、まぁ放ってもおけないので、広報担当が本人やら代理人に連絡してたんだけど、玉ちゃんは完全にプライベートな(外せない)予定があるっていうし、闘莉王くんはお父様の体調が良くないってことでブラジルに帰国してるし、とても7月10日までには行けないってことで、その旨を某都市の担当者に告げるべく電話したところ

「ああ、その話でしたら、こちらも7月10日まで応接室が使えないことが判明しましたのでキャンセルってことで」

っとキタもんだ!

応接室が使えなかったら、表彰はナシなわけ?
アンタの感動は応接室が使えないと判明したら、消えちゃうってこと?

W杯の感動<応接室

それがアナタの都市の「表彰」なのですね。
ほぉ~。

ばっかじゃないのっ!!
ホントに人を馬鹿にしてる。

これがこのオトコの美学なのだろう。
 

◆W杯が開幕し、日本が緒戦を制し強敵オランダ戦というその日(6/19)、TVの前で正座して、胸に十字を切って応援してましたよ。世界ランキング4位に対し45位の日本がメタメタにやられるのだけは見たくなかったので、ひゃあひゃあ言いつつ祈りつつ。。。そしたらさ、視界に入ってくる黒いモノを発見。即座に固まって動けなくなりました。。。Gだ。デスノートがそこにあれば、真っ先に書き込みたい名前。触角をいやらしく動かしちゃって、アッタマにきちゃったんだけど、その場を静か~に離れ、壁伝いにそろりそろりと部屋を出ました。視線はもちろん黒光りしているGからは離さないで。まったく、よりによって、こんな見逃せない試合の時に出てくるなってーの!!絶対に、住んでいるマンションの1階に、飲食店が出来たせいだ!だって10年住んでるけど部屋で見たこと無かったもん。Gに立ち向かえるわけないじゃん、コイツは核兵器ですら絶滅させることは出来ないって言われてるんだから。わ、わ、わ、飛んだっ!!なんて具合にビビりまくっておりました。視線は動かさないまま、そろーり、そろーりと泡で固めちゃう殺虫剤を取りに行って、撃つ。しっかし、久しぶりに取り出した殺虫剤の噴射口が固まっていて、出ないんだよぉ!そのうちにGは逃げ出し、部屋中は泡だらけ。なんとか仕留めたけど、まったく緊張感が途絶えない時間帯でした。。。気が付けばオランダ戦終了。日本敗北。アタシは何とか仕留めたけど、うん、、、部屋の有様をみれば敗北だよ。この疲労感は南アフリカに居る選手達と同じだと思ったよ。走りきった。。。ぽっけー。さぞかし南アのGは大きいんだろうなぁ、と思ったら、北海道に無性に行きたくなりました。。。ペンション経営かぁ、、、魅力だなぁ(妄想)。

◆そう言えば、Gは埃のあるところが好きだと聞いたことがあったっけ。そういえば、年末の大掃除はテキトーだったことを思い出し、いてもたってもいられず、翌日は部屋中を掃除しまくりました。カーテンを洗い、ラグとタペストリーを踏み洗い、窓を磨き、家具を移動し、小物もアクセサリーも全部洗ってスッキリしたら、何故かいつもは冷たいビールを「ぷはーッ!」っとやるところなんだけど、なんだか日本酒な気分。注文していたお酒がタイミング良く届いて、早速一献、、、二献、、、サンコーン!ってな感じで、すぐに蒸発してしまったよ。フローラルなワインみたいで美味しかったなぁ。。。たかが大掃除なんだけど、正しいことをしたっていう自分だけの自己満足に浸った週明けは、海外旅行に行っていた複数の友人からお土産をたくさんいただき、ご無沙汰していた友人からのご機嫌伺いのメールもメールも届き、飲み会のお誘いもバシバシ入ってびっくり。。。「やっぱり澱んでちゃいけない!」なーんて、久しぶりに開放的な気分になって、買い物しまくりました。スッキリの仕上げ(笑)。

◆W杯・デンマーク戦、昨日のことなんだけど、テレビをつければこの話題ばかりなもんだから、1週間くらい前のことかと思えてしまい、今更、、、って感じなんだけど、やっぱり感動しちゃったYO!日本3得点。立派だ!物凄く立派だよ。デンマークに失点したPKだって、川島くんは一度は止めたんだよね。こぼれだまを決められちゃったけど、川島くんの、あの悔しがり方を見ていて、鯱チームにいたころのことを思い出していました。「変わらないなぁ」という思いと、あの頃より凄みが増した、成長した彼を見て本当に嬉しくて泣けてきました。本田くんも、遠藤くんも、FKが決まって良かった。フィールドとベンチの一体感も良かった。今回のW杯は、今までになく楽しんでいます。こんな夢のような舞台に立つ選手に、もっともっと活躍して欲しいな。そしてそうすることで、皆に希望を与えて欲しいと思います。まだまだサッカーのことを語ることなんて出来ないけど、サッカーに限らずこういうスポーツの世界大会っていいですね。。。自チームにかつて所属していた外国人選手が、各国の代表として出場しているというだけで贔屓目に見れてしまう。北朝鮮でも韓国でもね。どう見ても確かに贔屓目だよ、うん。でも、こういう感覚って、とても大切だと思うんです。。。グループステージで敗退してしまった国々には、優勝予想されてた国もありました。日本の決勝T進出はとても素晴らしい。涙をのんだ国のためにも、頑張って欲しいと思います。日本の良さは、ピッチ上だけの物語だけじゃ無いと思うからさ。^^



 
MJ追悼。
もう一年になるんだね。。。早いなぁ。
 

夕べ、久しぶりに飲み友達のコジから連絡があった。
ちょっと気まずいこともあったので、平静を装ったけれど、本当は相当嬉しかったし安堵しました。
ま、いつもの毒舌っぷりは相変わらずだけど、なんとなくニュアンスで、「この前はゴメン」っと言ってるような物言いだった。
気が強い女の、ちょっとした遠慮がちな挙動。

うふふ。

夜はいいね、内在する己の悪を、見つめ直せる。
そして、素直な形でないにしろ、それを言い表せる。

都会の夜はどんどん昼間に追いやられ、その時間が少なくなってきてる。
こんな田舎の町でも、近所に深夜2時まで営業する店が出来、嬌声と光で満ちており、静かに耽る私の夜は、どんどん狭められている。

昼間の明るさ、光が、夜を浸食する。
夜の闇は、思考を拡張するのに最適なのにさ。

昼間には正しいことばかりを連想するけれど、夜にはそこに小悪が忍び寄り、「俺は虐げられ続けなければいけないのか」と泣くのだ。

それは、己自身に内在する悪とも言える。
闇に守られているから、闇が包む時間の間は、想像し、耽り、思考したりする。
夜だから、己の思想の領域を、小悪まで拡張できるのではないか。
陽光溢れる下では、己の悪など取り出して見る気にさえならない。

昼間に繰り広げられるのは、核兵器と痴漢を同列に扱う香ばしい言論。
何でもかんでも、犯罪を憎む姿勢。
ご立派だ。

その背景を考えもせずに。

夜は何故か思考が広がる。
どんどんその時間は少なくなってきてるけど。

店を出た後、コジが小さな箱入りの飴を取り出し、

「最近さ、コレに嵌ってるんだ」

なんて言いながら、一粒取り出して渡してきた。
ミントガムしか受け付けないようなヤツが、よりによって苺味の飴だった。

ふと見ると、封は切ってあったものの、量が減っていない。
私に渡した一粒が、箱入りキャンディーの最初の一粒だった。

甘いテイストに、言葉では絶対に言わないであろう、コジの「ゴメン」という言葉が詰まっている気がしたよ。




夜はいいね。

人の心をとろとろと溶かす。
優しい闇で、曖昧に和解を促すことだってある。

コジのバッグには、二粒だけ欠けた、キャンディーボックスがそのまま残っていると思う。
苺味の飴で和解出来てしまったのは、夜の優しさなんだと思う。

意地っ張りで、気が強くて、どうしようもないくらい我儘なんだけどさ、うん、キミが大好きだよ。

◆公式戦のセレモニー対応で、毎度毎度小さな子供達と接していることは、もう何度も書いているけれど、書き飽きないのは(わたしだけの感覚かもしれないが)、子供達が大人に寄せる「絶対的な信頼」に対する驚き故かもしれない。『手を繋いでぇ』とねだる子、とにかく離れようとしない子、『抱っこして』と甘える子。一応その場を取り仕切っている責任者が私とはいえ、子供達は「責任者」などと認識しているハズもなく、なんとなく肌感覚で「敵か味方」かを嗅ぎ分ける程度なのだと思うのだけどね。そんな幼い感覚をとうに忘れたオバさんはびっくりしてしまうよ。なんてったって初対面なんだから。解体女医の言葉を借りれば「自分が拒絶されることを想定しない、絶対の自信」に、時折面食らう。「まったくさ、アタシらがショタコンの人攫いだったらどうすんのかね?」なんてヤツが言うので、「ショタコン」なる耳慣れない言葉が、貧困国の一都市かと思い、無知を恥じてググッてみたら、、、がっくし。調べるんじゃなかったよ!(爆) でもさ、この感覚が大人になるまで続くと「勘違い野郎」となるところなんだけど、その境界って何時なんだろう、、、と思う。今はこんなにいたいけな子供なのに、そのうち誰彼かまわずに噛み付く者に育っていく子供もいるんだろう。過去3年で千人以上の子供達と接したけれど、月日が経ち、何かのきっかけで「わたしは貴女を軽蔑する」なんて言いに来る子もいるのかな。その言葉の重さを知らずに、己だけの浅はかな正しさを絶対的な自信として。。。

◆憲法の全文を読み返してみた。何度も何度も読み返して思ったのが、1章(1-8条)の是非については、よくわからないからなんとも言えない。けれど、その他の条文を読んでいて改めて感じたのは、9条(戦争の放棄)は法律というより、前文と同様に「宣誓」ではないかということ。一応条文として明文化されているけれどね。

第9条 【戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認】
 第1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 第2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。

世間で護憲・改憲と叫ばれるとき、大抵この9条のことだけれど、これを「法律」と見るか「宣誓」と見るか、9条の会やそれを支持する人々はどちらだろう?私は護憲派だけれど、この条文(法律)そのものを護りたいのではない。この条文にある精神(宣誓)を、誰もが「畏怖」と捉えて護れるのであれば、明文化された9条など要らないとすら思う。それでも、戦争、すなわち殺し合いを「アンタッチャブル」と思わない輩が出現するので、それを牽制するための条文(法律)であり、戦争の惨禍を忘れないためのものだと思う。9条は危うい。非常に危ういけれど、誰もがこの改憲される前の「宣誓」を深く心に刻めるなら、改憲など恐れることはない。軍事ジャンキーが蔓延るのは醜悪極まりなくて見ちゃいられないから、護憲(条文改正反対)を叫ぶけれど、好き放題、勝手に改正(悪)すればいいさ。そこまできたら、もはやどんな正義も通じない。しかし、9条の条文が変えられても、その精神が宿った者の心は変えることは出来ないと信じてる。

◆会社に、ナビスコさんから災害地域への救援物資とも思われるほどのお菓子が届きました。全社員に配られてもまだ余りある。ポテトチップスは食べないので、RIZSを2箱貰ってきました。野菜やチーズやシーフードをのっけてカナッペ風に食すのがオシャレですが、味噌とか餡をのっけるのが名古屋流です。えっへん。(注:ここ嘘です・笑)
このRIZSを齧りながらビアタイムを楽しんでいると、先週の友人の結婚式の写真がメールで届きました。2年以上前に会社を辞めた小娘、、、いや、今は女性二人と撮ったスナップ。出逢った当時は二人とも20代前半だったのに、今や三十路間近。当時も今も仲の良い二人は、ほぼ同じ時期に結婚し、いまや妊娠中。なんと出産月も同じだとか。ひゃーっと月日の流れの速さに驚嘆しつつ、久しぶりに楽しく懐かしい時間を過ごしました。一人はポルトガル語が堪能で、鯱チームの前監督やブラジル人選手の通訳をしていたコ。今は自宅で通訳とか翻訳とかしているそうです。もう一人は、企画を担当していたコ。ご主人の転勤で海外にも行っていたけれど、今は居酒屋で皿洗いナドのパートをしてるんだってさ。思わず「勿体無いっ!」と言ってしまったけれど、彼女達にはその意味がわからないらしい。物心がついた時にはもう不況で、就職難という時代のハンデを背負ってきたヤツらには、何が「勿体無い」のか解らないらしい。。。不況って、人のポテンシャルを奪うだけでなく、人に「ま、これくらいでもいいか」と思わせるのかと、愕然としました。なんだかたまらなくなって、彼女たちのお腹を撫でながら、「幸アレ!」と叫ばずにはいられなかったよ。「不況しか見ていない」か。。。これもズシンと重い言葉だったなぁ。。。
 

CALENDAR
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
RECENT COMMENT
[11/22 たいやきやいた]
[11/20 国民!]
[11/19 国民!]
[11/19 国民!]
[11/18 NONAME]
[11/16 国民!]
[11/16 たいやきやいた]
RECENT TRACKBACK
SEARCH
PROFILE
HN:
鯱美(とらよし)
性別:
女性
職業:
領収書収集
MOBILE
フリーエリア
忍者アナライズ

HTML & CSS Designed by ittuan

忍者ブログ │ [PR]