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ま、今日は馬鹿みたいな話。

最近時折悩まされる、就寝時の「金縛り」という現象。
これを、心霊現象などと声高に叫ぶほど私はロマンチストでも、センチメンタルな小娘でもないけれど、二十歳過ぎくらいから体験し、ここ数年は2ヶ月に一度くらいの頻度で起こります。
とにかく嫌な気分。

最近は睡眠障害からおこる現象として、その原因のいくつかが挙げられています。

・不規則な生活
・睡眠不足
・過度な有酸素運動
・ストレス
・過労

私にはどれも当てはまらない、、、と思う(笑)

でもまぁ、誰でもあることだと思うけれど、なかなか寝付けない日だってたまにはあります。
次の日のことを考えると眠らなくてはいけない焦燥にかられますが、薬は使いたくないので、普段よりちょっぴり(?)お酒を嗜みます(爆)。

なるべくリラックスして、寝付こう寝付こうと思うほど、眠りへの誘いは無く、仕方なく、「自然な睡魔が訪れるまで、何か考え事をしよう」なんて思い始めると、ドツボ。

夕べもそう。

身体は疲れているのに、あれこれそれこれと考えたため、意識はギンギン。
目を閉じているはずなのに、部屋の中が見えるみたい。
ごくごく浅い眠りを繰り返し、数分くらいで覚醒する感じ。
するってーと、急に(私の場合は)身体が熱くなって、大量の汗をかき始め、手の指とか足の指の一部が、痙攣しだします。
その痙攣が鬱陶しくて、更に寝付けず、もう一度リラックスを試みると、突然、「どーん!」な感じ。

突如動けなくなる。
意識はしっかりしていて、この状況を把握しているのだけど、嗚呼、アタシの脳は只今就寝中。。。
みたいなもので。

とにかく気持ち悪い。
脳が寝ているから身体は一切動かない。

いきなりこういう状況になると、何度経験してもパニックになる。
霊的な現象などとは全く思わないけれど、とにかく身体の上に、本当に何かが乗っているのではないかと思ってしまうくらい重い。
だから、本当に誰かが乗っているなんてことは、思いたくないので、目は開けない。
もちろん、本物の人間が乗っているなんて想像は、、、、恐すぎる(爆)

「あるわけない」

と思いながらも、やっぱり変なものを見るのは怖いので目は開けない(笑)。

思えば、小娘時代のこういう現象は、もっと軽くて時間も短かったのだけど、最近は長いと1時間近く続く。

もちろんその間に「うつらうつら」としているんだろうけど、1時間毎の時計のbeep音に気がつく。
それでも身体をよじることさえ出来ないどころか、更に抑える付けられる生々しい力を感じたりします。

んでもって、本当に身体を触りまくられてる感じがするので、とにかく気分が悪い。
そんな現象を、勝手に

「エロ神が来た」

と思うようになりました。

まったくそんなこんなで、ろくに寝付けず睡眠不足なはずなのに、6時間の会議にもスッキリ臨めたってのはどういうことなんだろう。
妙な縛りを体感した翌日は、存外にスッキリしてさくさく仕事が出来ちゃったりします。

さては「エロ神」は実は「宇宙人」で、妙なインプラントを施されたのではないかと、馬鹿なことを考え、「っらっらっら~」なんてスキップをしたりしています。

最近、益々酒に強くなったみたいだけど、気のせいかな?

どうせならもっと「いいモン」を植えつけてくれぃ>エロ神

もとい、宇宙なるものよ。。。



激しい有酸素運動をするスポーツ選手の中には、毎日のように「金縛り」にかかる人も少なくないようです。

うーむ。

たっぷり有酸素運動をしてるかぁ、、、。

勝手なイメージだけで、日本のサッカー関係者を思ってみた。

毎日金縛りのあっていそうなヤツランキング。
(あ、因みに、『献身的』っていうことで悪い意味じゃないからね。)

第3位 FC東京からチェゼーナに移籍した長友佑都くん。実は愛知県出身!わーい。

第2位 ジェフ千葉からアムカル・ペルミに移籍した巻誠一郎くん。有酸素運動、激しすぎだぞ。

第1位 名古屋グランパス監督 ドラガン・ストイコビッチ。 ま、ヤツの場合は本当に嫁が胸の上で正座しているんじゃないかと思ってるけど。
 

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◆11月23日、平塚で優勝を決めた鯱さんチームの凱旋ゲーム@豊田スタジアム。ずっとスタメンだったダニルソン(肉離れ)と隼磨くん(出場停止)の代わりに、骨折から復帰した吉村くんと竹内くんを起用。中盤で2.5人くらいの働きをしてたダニルソンを代えざるを得ないなら、フォーメーションも代えないといけなかったんじゃないかなぁ、、、というのが素人の正直な感想。0-1で、FC東京さんに負けてしまいました。ちぇっ、せっかくのNHK総合で全国放送だったのに。負けは負けだし、勝負の世界だから何時でも勝てるわけではないことはわかってる。強行日程で、よく頑張ったと選手達には労いの言葉を贈ります。ただね、この試合で、いやーな場面がありまして、未だに苛々してしまう。放送を観ていた方は、その時何があったかわかったかな?

20101123_2majutsu.jpgピクシーほろ苦V凱旋

鬼の形相だった。今にもつかみかからんばかりの闘莉王を、チームメートが必死に抑える。ベンチ前では、ストイコビッチ監督がFC東京側に激しく詰め寄る。前半終了後、ピッチ上が一触即発の緊張感に包まれた。
「エルボー(ひじ打ち)をしてきたから、私は怒った。退場に値するプレーだった。森重は、本当に汚い選手だ。大分でも挑発行為を繰り返していた。彼は相手に敬意を払うこと、ゲームをしっかりやる心を学ばなければいけない」
指揮官が苦言を呈した問題の場面は、前半ロスタイム。ゴール前で森重の左ひじが闘莉王の顔面をヒット。激高した闘莉王が詰め寄ると、突き立てた人さし指が当たって森重が転倒。松尾主審は反スポーツ行為として闘莉王に警告を提示したが、ピクシー監督はその直前のプレーにこそ問題があったと指摘した。
試合後の闘莉王は、むしろ残念そうな表情だった。サッカー界に生きる1人の先輩として、将来がある若手DFにフェアプレーを訴えた。
「オレは汚いプレーはしない。同じプロとして、そういうことをしちゃいけない。あいつは1回目じゃない。何回もやっている。同じ仲間として、成長するためにああいうことをやっちゃいけない」

放送でも映ったのかな?ハーフタイムに、選手・スタッフがピッチから引き上げる際、ストイコビッチ監督は当該選手の胸ぐらを掴み、闘莉王くんも殴りかからんばかりの剣幕だったとこ。その映像だけを見ると、確かに冷静さを欠いた鯱さんチームのやんちゃぶりのみに焦点が絞られてしまうけど、実はその前に、FC東京のサポさんの酷いコールがありました。

闘莉王 闘莉王 ク○ッタレ!! 闘莉王 闘莉王 ク○ッタレ!! 

鯱のホームで、相手選手を名指しした汚い野次、、、というか罵詈雑言。こんなコールをする人の中にも、子供を連れて来た人もいるだろうに。J2降格圏内のFC東京さん。このチームが降格してしまったら、大都市、首都東京にJ1チームが無くなってしまうんだ。文京区本郷に籍を置くJリーグも立つ瀬が無いような気がしたし、W杯では長友くんの活躍もあって、FC東京を応援したくもなったけど、ここのサポさんは一気に嫌いになりました。
けど、面白いね。エルボーをまともに食らった闘莉王くんは倒れなかったのに、闘莉王くんの人差し指一本で倒れてしまう相手のMくん。足腰鍛えましょうね。

◆後味の悪い試合を終えた直後、Yahooで他試合情報を得ようと携帯を手に取ると、トップニュースに「北朝鮮、韓国の住民地区に砲撃」とある。驚いたのなんのって、膝が折れて立って居られないほどの脱力。この気持ちを一言であらわす言葉を、無学なアタシは持ち得ていない。虚しい兄弟喧嘩など、もうやめようよ。。。同じ民族ではないか。同胞ではないか。もう一つにはなれないのか。南北統一を目指していた時代はもう遠い過去のことなのか。日本に一番近い国の軍事衝突という現実を知ってか知らぬか、スタジアムから押し出された3万3千人という大勢の人々は、それぞれの帰途に向かう。その波に揉まれ、更なる情報を追っていました。ほとんどが駅に向かって同じ方向に牛歩のごとくのろのろとした歩みの中で、一様に携帯電話を覗いているけれど、半島の衝撃的なニュースに反応する声は一度も聞かれませんでした。平和な国だ。有り難いことだ。けど、お隣ではどえらい事が起こっているのに無関心でいるのは「平和ボケ!!」と罵りたくなる。アメリカにべったりの日本が、親米の韓国を支持しないわけがない。帰宅してテレビを点けると、案の定北朝鮮を罵り、韓国を支持する街の声。最近の報道は、街頭インタビューばかりが目立ちます。楽だもんね。こういう報道番組の制作は、歴史や直近事件等の入念な情報収集に時間を取られて、予算も労力もバカにならない。だから安易に街の声を拾い、時代と経営者のスタンスに見合う意見だけをタレ流す。現首相(もう名前も忘れたよ)は、「官僚主導から、政治主導へ」などと言ったとか言わないとか。些細な問題発言が訂正されるうちに、大きな過去が消されていやしないだろうか。それを見落としてはいないだろうか。昨今の世論調査の多さを鑑みると、「街頭インタビュー主導」なんだよ。世論ウケの良い政治を目指しているんだ。何も知らないくせに、「北朝鮮憎し!中国憎し!」と言うアタマの悪そうな市民にマイクを向けて成り立ってる政治なんだ。オーウェルの1984が語る「2分間憎悪」の時間と同じ。誰も「北朝鮮と韓国の和平交渉を」などと言わない。破壊を礼讃し、崩壊を求める。オツムのよろしい(?)日本の知識人も言わない。南北統一に一役買うために、諸肌脱いで立ち会うのは、日本であって欲しいのだけど、バカ面がズラーっと並ぶ政府には期待出来ない。日本は、戦後65年のうちに何を学んだのだろう?またあの忌々しい好戦国に戻ってしまった。

◆無能な現政府に半島の問題を収める力など皆無なので(本当はそうあって欲しいのだけど)、全く期待はしていなかったけど、これは酷い。


朝鮮学校無償化 手続き停止 「外交は判断外」方針転換

全文引用

朝鮮学校の高校授業料無償化適用手続きは、北朝鮮による韓国・延坪島砲撃を理由に、ストップすることになった。一連の問題を「外交上の判断で決めるべきではない」「すべての生徒の学びを支援する」として手続きを進めてきた文部科学省だったが、砲撃という重大な外交問題に直面し、方針転換を迫られた。

 「平和という前提が崩れたわけだから…」。24日午前、高木義明文科相は、方針転換の理由を記者団にこう説明した。衆院文部科学委員会でも「平和の根底を揺るがす問題」と述べ、環境の変化を強調した。

 高木文科相は、拉致被害者の家族らが「日本当局が《拉致問題》を極大化し、反朝鮮人騒動を大々的に繰り広げ…」などと歪曲(わいきょく)している朝鮮学校の教科書の翻訳を示しても、姿勢を改めようとしなかったが、砲撃では百八十度態度を変えた。

 「鳩山内閣時代からの流れで、教育内容不問という省内の流れは変えられなかった。しかし、もともと、それでいいとは思っていなかったのではないか」。文科省幹部は、高木文科相の心理をこう分析した。

 教育内容も外交も不問という大前提が吹き飛び、文科省幹部らの態度も一変。「朝鮮学校ではなく、生徒を支援する」「朝鮮学校だけを外すのは法の下の平等に反する」といった無償化推進のための理想論も鳴りを潜めた。

 無償化には、授業内容や在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)との関係をまったく問わないという方針に、そもそも無理があったのではないか。「砲撃と拉致問題とどこが違うのか」。大阪府の橋下徹知事は、朝鮮学校無償化の審査を一時停止するとの政府方針を、こう皮肉ったが、拉致被害者家族をはじめ、同じ思いの国民は少なくないだろう。(菅原慎太郎) 産経新聞

引用終わり

今更祖国に帰ることの出来ない人々に対し、何たる仕打ち!
永く日本に在住する北の人々と、今回の砲撃事件と、何の関連も無いじゃないか!!
まったく、嫌な世になったものだ。経験は無いけど、戦前と同じ状況のような雰囲気を感じてしまう。
差別、憎悪、煽動。

先の大戦と違うのは、対象を間違えていること。
Big Brotherたるアメリカ崇拝。おめでたいね、日本、ちゃちゃちゃ!




余談なんだけどさ、政府が推し進める地デジ対応テレビ。
あれ、テレスクリーンだったりして。。。

 

つい先日まで猛暑に悩まされた名古屋なのですが、今はすっかり秋も深まり、そろそろコートのお世話になりたい季節になってきました。
お久しぶりです、皆様、お元気でしょうか。随分サボってしまいました。
こんなブログでも楽しみに読んでくださる方には、更新が遅れたことを謝ります。すみません。
ブログをサボってたのは、日本政府への失望感と、私的な周囲の反応が原因でもあります。
言い訳なんだけど、こんなことで無力感に陥ったのはこれが初めて。

アメリカ大統領がオバマさんに変わり、日本の政権が自民から民主に変わり、確かにチェンジを期待しておりました。
ええ、変わりましたね、劇的な悪政へと。
9月の尖閣問題に続いて、TTP政策、北方領土、長期化するデフレ不況を打破する経済政策にも期待が持てないのに、さらに外交問題(領土及び貿易)ときたもんだ。
国民をどんどん不幸へと導いているとしか思えない政府に、この国を任せるしかないのかと思ったら、一切の思考が停止してしまった。
B層は、与えられた狭い日常を黙々と生きるしかないのかなって諦観めいたものも感じたのだけど、いや、まてよ、黙々の何処が悪い?!これこそ日本の美徳じゃないか!

それから、もう何年も音信普通になってた人達から、ここのところ急にメールや電話が入ってくるのも、なんだかねぇ。。。
もう記憶から消したいような軽薄な輩から。
流行を好む者は、今は「鯱」にさえも注目しているらしい。
そう、アタシは「鯱」に所属していなければ何年も放っておかれるくらい、耐えられない軽い存在なんだなんて思ったりしてね(笑)。

さて、尖閣と北方四島の領土問題が俄かに物議を醸しだし、なんだかやりきれない気持ちで、共産国家の作家の作品を読んでみようと思い、手に取ったのがミラン・クンデラの「存在の耐えられない軽さ」。

まるで違う世界に住む日本人として読むのもいいだろうけど、自分が動乱に巻き込まれたその国(チェコ)の一員のつもりで読むと、とにかく哀しくて仕方が無い。
だだっ広い草原に群生するシロツメクサに、有るか無いかも知れない四葉(しよう)を探すようなもの。
しかも、その四葉を探すにも、密告の危険性があるため周りの目を気にしなくてはならない。
そんな世界が個人にも及んでいるわけで。。。
反体制、反政府という思想の先にある楽園を求めることは、常に国家への裏切り行為として断罪される生活でもあるわけだ。

そういった国(中国・北朝鮮)に住む一般市民には、かつての日本は経済発展著しく、自由で豊かな国として憧憬の目で見られていたのに、なぜ今日は反日一色の国家として伝えられるのか。
友好関係を築いた時代もあったのに。
昨今、右側の人ではなくてもよく聞かれるのが、「ああいう国なので、日本としては大人の対応を・・・」などとう意見。
どちらが大人で、どちらが子供なんですかね。。。
中国が傍若無人な国家だという意見はよく聞きます。
仕事上、到底受け入れられない主張をする人が多いという意見も聞きます。
けれど、その違和感は所詮日本人の感覚なのではなかろうか。
四葉のクローバーを得るための必死さを知らない、日本人の感覚なのではなかろうか。。。

上から目線でしか中国や北朝鮮を見られないことが、「外交」の不手際の原因ではないのかなぁ。
国家にも民族にも、上下関係など無いのだから(メリケンさんに対する日本は違うけど)。

尖閣@中国問題に際し、昔の記憶が蘇りました。
それは、まだ小学生だった頃の「書道」のお題。

日中友好

地方の役所や郵便局には、この毛筆の文字が書かれた半紙が翻ってました。
パンダが上野動物園に、残留孤児が親を探して来日した時代。
あの時代を取り戻したい。
日本の中国侵略という、過去の汚点にも目を瞑ってくれたのは中国の方だ。
政府がコロコロ変わって、言説を変え、一貫しない態度で中国に誠意を示せないのは日本の方ではなかろうか。
それでも日本に親しんでくれる中国に、一顧の礼すら出来ない日本に幻滅する。
大嫌いな仙石さんだけど、衝突事故の映像は簸た隠しにしたのに、YOUTUBEにアップされたとたん、マスコミは報道する。
秘蔵映像をこれでもかと報道する。

「日本の守秘義務はどうなってるっ!?」

と言いつつ、秘蔵たる映像をタレ流してる。
だったら流すなっつーの!!

そんな映像を見つつ、また養母が持ってきてくれた鮎で鮎飯を炊き、TPP問題に本気で泣きました。
少しでも多くの人に美味しくて安全な米を食べさせたいと願い、組合を脱退し、産地直送に踏み切った養父の努力は何だったのか。
外国米には輸入関税が700%課税されているけれど、これは日本の農家を守るために他ならない。
小泉内閣の時に大規模な規制緩和が断行され、米も酒も、専門店以外でも購入されるようになりましたが、
その引き金となったのが前年の米不足により、初めて米の輸入に踏み切った措置だったのだけど、今思えば眉唾モンだ。
前年までは在庫米を大量に抱えていたわけだし。

あの規制緩和で、どれほどの米屋が窮地に立たされ廃業していっただろう。
今度は、葬られる農家がどれほどになるのだろう。。。

スーパーで買い求めた大して美味しくないお米で鮎飯を炊いたのだけど、母の味はやはり懐かしくて美味しい。
こんなお米でも日本のお米。
それがずっと安価な中国産やアメリカ産に変わってしまうのかと思ったら、余計に泣けてきました。
養母は、泣くほどに喜んでもらえるとは思ってなかったようでニコニコしていたけれど、その笑顔もまた悲しくて、「美味しい、美味しい」と鮎飯を食べながら、色んな記憶も蘇ってきて、ホロホロ泣きました。。。

ずっと埋もれていた記憶が蘇ってきた。

まだ小学校にあがる前のこと。前年の東海豪雨で浸水した家屋兼店舗の建替えのため、約半年間、私は保育園を終えた後に伯父夫婦の家で過ごしました。お迎えは従姉。
何分幼い頃なので、記憶は定かではないのだけれど、大晦日が迫ったある日、伯父夫婦だったか、養父母だったかに連れられ、夜遅くにひっそりとした山奥を車で走っていました。
何処へ行くのかは全く告げられておらず、幼い私はドライブを楽しんでおりました。
ええ、目的地が何処であれ、車が大好きだったので。

やがて車は山間地の奥深いところまで来ました。
一目見て粗末なバラック地域。

玄関を開けると、1/4畳くらいの土間に靴が何足も散らばっていて、すぐに居間に続いています。
その6畳くらいの居間に、親子あわせて10名くらいがひしめきあっていて、子供達は知らない言葉を話していました。

その家の年長の方に伯父夫婦だか養父母だか(定かではない)が声をかけ、お米とのし餅を差し出し、「年賀用にお収めください・・・」そんなようなことを言っていたように記憶しています。
その家のご夫婦と思しき大人は、丁寧に頭を下げ、伯父夫婦(もしくは養父母)も丁寧に頭を下げ、互いに挨拶をしている中、私はこの家の子供達の強い視線を感じました。
養母が洋裁が好きだったので、布の端切れで何枚も洋服を作ってもらっていました。
養母いわく、「料理する暇は無い」のに、ミシンをかける時間は存分にあったらしい(笑)。
毎日毎日、着せ替え人形のように、真新しいお手製の洋服を着ていたからなのか、痛いほどの視線を浴びました。
その翌年からは、そんな視線を感じなくなったのは、大人たちの遠慮というか配慮があったのかもしれません。

山深いところでひっそりと暮らす、言葉の違う人々。

「ねぇ、あの人たち、だぁれ?」と問えば、

「気の毒な人、けれど大事な人」とだけ答えが返ってきました。

あの人達は何者だったのだろう、、、懺悔せずにはおられない人々だったのかもしれない、、、とは、今になって思うこと。

一連の外交のゴタゴタに際し、色々思うこと、というか悪態をつきたいことばかりだけれど、けれど、友人の解体女医は言う。

景気が悪いとか、政治が悪いとか、文句ばかり言うのは辞めよう。感謝しよう。
現代アート(トリエンナーレ)なんて真っ先に【仕分け】されるカテゴリーに、税金を投入した愛知県を褒めよう。
2番煎じだっていい。
最先端じゃなくたっていい。
すごく楽しかった。どうもありがとう。

そう言って笑う。
事件性を帯びた変死体が増え続け、無気力感に苛まれる暇さえないヤツが、そう言って感謝しているんだ。

すごいなぁ、、、私より年下なのに、、、すごいなぁ。

「グランパスの応援、よろしくお願いします。」

なんて言葉を言いつつ、ヤツは目下、カタール、シリア、ヨルダンに旅行中。
ちぇっ、今度の天皇杯、一緒に観戦したくて誘うつもりだったのにさっ。

問題は山積だけど、そうだ、とりあえず、お尻に火が点いたような状況ではあるけれど、まだ日本は平和ではある。
空襲でサッカーの試合が中断される事態ではない。

そのことに感謝しよう。
ホームゲームの度に、子供達の弾ける笑顔に出会えることに感謝しよう。
結果はまだ判らないけど、名古屋が好調であることに感謝しよう。

えへへ。




私はレノンとかビートルズ世代ではないけれど、何度も何度も耳にした。
中でも、「LOVE」はお気に入り、、、というか、印象深い曲。
名曲と言われる「woman」や「imagine」よりも、訴えるモノを感じます。

ジョン・レノンが紡ぐ言葉は、とても簡潔で易しく、優しい。

けど、この「LOVE」の歌詞は訳せない。
こんなに簡単な歌詞なのに。


Love is real, real is love,
Love is feeling, feeling love,
Love is wanting to be loved.
Love is touch, touch is love,
Love is reaching, reaching love,
Love is asking to be loved.
Love is you,
You and me,
Love is knowing,
We can be.
Love is free, free is love,
Love is living, living love,
Love is needing to be loved. 


ちょっと待て。

Love is wanting to be loved.  で、 Love is asking to be loved.

んじゃ、loveとはそもそもなんぞや? 
主語が主語たるのを求め、問うとは何事であるか!っとなるわけ。

答えはこの歌詞の中にあって、

Love is you,
You and me, 

つまり、狭い範囲で言えばジョンとヨーコであり、広範でいえば自国と他国なわけだ。

日本にとって、「YOU」がアメリカオンリーでないことに、いい加減に気付かなくちゃね。
そんな世界は「LOVE」でもなんでもない。
差別と偏向なだけ。

それを実感出来ないのなら、解体女医の言うように、せめて感謝しようと思う。

それでも、平和に生きていられるってことを。


今のところだけども。。
 

◆少々季節はずれかもしれないけれど、珍しく果物の枇杷を食べたいな、、、などと思っていたら、立派な白桃を二ついただきました。天然物の鮎の塩焼きが食べたいな、、、ナドと思っていたら、干物やさんに鮭の切り身(高級品)を2パックいただきました。久しぶりに映画か舞台が観たいな、、、等と思っていたら、友人の解体女医からフラメンコのチケットを2枚いただきました。美味しいお酒を飲みに行きたいな、、、ナドと思っていたら、飲み友Oが全国でも有名な老舗居酒屋に招待してくれました。なんともまぁ、エキサイティングな出来事である!少しばかり心に願望がよぎっただけで、もの凄い成果ではありませぬか!少しばかりのズレは感じますけどネ。この分なら、真剣に「宝くじが当たります様に!」なんて祈ったら、本当に3億円2本ゲットなんてのも夢じゃないんではないかしらん?多少のズレで100万円でもいいんだけどな(←ないないない!・笑)。そんな不遜なことを考えていたらタイムリーにも、鯱さんチームのファンクラブ通信最新号が配られて、選手達に「100万円あったらどうする?!」なんて質問に対する答えが載っていました。☆新井辰也選手・「ピアノを買いたい、無性に弾きたくなることがあるんですよ。」(サッカー選手とピアノとは、えらいミスマッチと思うのは失礼かな?)☆楢崎正剛選手・「投資の損失補填かな(笑)」(リ、リアルだなぁ!!日本の守護神にも別世界で失点があったようだ)☆田口泰士選手・「貯金、、、いえ、寄付しますっ!!」(な、なんてイイヤツなんだ。キミが好きだっ!!涙)

◆さて、その日本の守護神楢様が代表を引退するそうです。
20100907at83b.jpg楢崎くんが泣いたのなんて、今まで一度も見たことが無い。大量失点して、控え室でうなだれていたことは知っているけど、こんなふうに人目を憚らずに涙する姿は記憶に無い。

「お疲れさま」

14年間も頑張ってくれたうえに、代表引退の理由が、「20歳のころから代表に選ばれて、4回もワールドカップ(W杯)を経験した。その経験を他の選手が体験すべきときがきたと思う」そんなことを言われたら、涙が出てしまう。
先日のW杯での、川島くんの活躍に思うところがあったのだろう。楢崎くんが日本屈指のGKだったから、名古屋では川島くんの出番は、楢崎くんの怪我による欠場以外全くありませんでした。それでも腐らずに楢崎くんを尊敬して、そのプレーを、その背中を見続けた川島くんだけには、その座を渡すことに抵抗など無かったのだろう。引き際の美学。この潔さが素晴らしい。腐った政治家とか、老醜漂う天下り官僚に見習って欲しいよ、まったく。いい男。楢崎くんらしくて、かっこいい。参院選で惨敗しても、責任を取るどころか、尚も権力にしがみつこうとする現総理大臣は、この図をなんと見るのかしらん?同じ態度を求めるのが無駄ってもんでしょうか。。。

◆それにしても、メンコの舞台は久しぶりである。ずっと昔、新宿の「エルフラメンコ」で魅せられました。4年前、伊勢志摩のパルケエスパーニャで魅せられました。パルケの方が新宿の店よりもずっと迫力があったように思う。美男&美女揃いだったしね(笑)。実は解体女医自身も、もう15年ほどメンコを習っており、この舞台に立つのだそうだ。ずっと照れくさかったのか、今回初めて招待してくれました。それだけで、うっきっき~な気分である。ヤツとご飯しに行くと、店員さんを呼ぶ時の手の叩き方が常人ではないほどに響くんだよね。スィートスポットに当たってるっていうのかな。あやつめ、メンコの手拍子気取りなんだな(笑)


毎年、学生さんの夏休みの時期になると、我が社はインターンシップを受け入れています。
今年受け入れた学生さん2人は大学3年生で、このインターンシップを皮切りに、秋から就職活動に励むことになるそうです。

2週間ほどの研修期間の内、財務・経理のレクチャーも含まれており、私も例年通り指導を任されました。
うちのような会社に研修に来るのは、大学でスポーツにどっぷり浸かっている学生さんで、当然、希望職種はプロスポーツ会社の運営や企画・広報などの花形部署。
彼らに、財務・税務・経理なんて部署は、はなっから無いのでしょう。

私も簿記とか経理なんて、全く興味が無かったし、そういう授業はサボりの対象でした(笑)。
けど、新卒で採用された会社で、経理部に配属されちゃったもんだから、やるしかない。
バブル真っ只中に時期は、とにかくすぐに使える率先力が求められましたが、「未経験でも可」というクレジットが、経理採用に関してはありました。
それだけ敬遠されてる、嫌がる部署なのでしょうね。
これをある程度身につけたら、こんな時代でも、案外重宝されると思うのだけど。。。

そんなわけで、今年も大学3年生の若者に、接することになりました。

上司に、「我が社の経理のノウハウと、基本的な収支についてレクチャーしてあげて。」

そう言われて、「経理のこと、少しは知ってるの?」と問えば、「ぜんっぜん、わからない」との答え。

はー、毎度のことだけどね。
みんな華やかなところに惹かれる。地味なところなど、興味は無いのだろう。

そんな若者に対して、上司から経理・財務のレクチャーを頼まれて、「無茶苦茶やないかぃ!」っと声を荒げたくなる。だいたい、この上司が、何も判っちゃいないんだから。

なんて悪態を吐いたものの、、、さて、全くわからない者に、どんなレクチャーをしようか。。。

色々考えて、とにかく1ヶ月分の伝票のファイリングをさせることにした。
この月は、スポンサーの売上、シーズンチケットの売上、開幕に向けてのプロモーション費用など、他の月に比べて遥かに(財務)内容の濃い月だったので。

「作業はゆっくりでいいから、とにかく、その伝票に添付されてる請求書が、どういうものか考えてみて。」

そう言い添えると、2人とも熱心に伝票と証憑を読み始めました。
大学では教えてもらえない実務に初めて触れた瞬間でしょう。

最初は、黙々としたファイリング業務に徹していましたが、折に触れて、その手の伝票の内容を説明するうちに、だんだん彼らの方から積極的に質問されるようになり、私も楽しくなってきました。

・それは○○選手の移籍金。
・それは外国人スタッフと選手の社宅料
・それはスカウティングの費用、何時・誰と・何処で接触してるかバレバレでしょ。

もともとこういう業界に興味のある2人である。
あまり外には出ないモノを経理伝票に見出す術を覚えたのか、スポンジが水を吸収するように、素人さんとは思えないような質問が飛び交うようになりました。
目に留まる伝票や証憑が、次第に鋭くなってくる。

こういうのを目にすると、楽しい。現代の若者も捨てたもんじゃない。

実生活で、自分の子供以外の若い世代と交流することなど、まず無いでしょう。
こういう機会は貴重で、出会えるだけでも光栄なことだと思いました。

試合運営にかかる費用、そのプロモーションにかかる費用など、若者達は、書類を手繰るうちに、目ざとくなっていき、「コスト意識」が芽生えてきたように思いました。
優秀だ。非常に優秀だ。

一連の作業を終えて、レクチャーというより「お手伝い」をさせただけのような時間を終えようとした時、研修生の2人が、2009年度のJリーグ全体の収支報告を取り出し

「○○取締役からコレを渡されて、勉強するようにと言われたんですが、全くわからないので教えてください。」

とキタもんだ。

こんな資料をいきなり渡されて、勉強しろだなんて、横暴過ぎる!と○○取締役に対して不信感を抱いたけれど、、、うー、そうか、私に説明させる為だったんだな。。。

B/S(貸借)とP/L(損益)の違いも判らない若者には、当然

経常利益=収入-原価-一般管理費+営業外利益-営業外費用

そんな理解があるワケがない。

収入とはなんぞや、それに対する原価とはなんぞや、否応無しに発生する一般管理費とはなんぞや、

それだけを説明するだけで、2人の若人は、全く興味なかった経理分野の収支に対する意識を変えたようです。

その研修生達の「実習報告書」には、こうありました。

各部署で、業務内容を説明してもらいましたが、今回、経理業務の説明を受けて、お金の流れと業務の流れが一致しました。一試合に、どれだけの人員と、時間と、金銭が関わっているか、その複雑に絡み合った状況と社会的状況の中で、利益を上げることが、どれほど難しいことなのか、とても考えさせられました。

僅か半日だけのことで、こんな感想を聞けるとは思っていませんでした。

大学3年で就職活動開始なんて、勿体無いね。。。
つくづくそう思う。
楽に就職できるような社会に戻したい、このままじゃいけないとは思ってる。

だから自分に何が出来るのか考えてみる。
 

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