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kanom-35°                                                                                               ご来訪、誠にありがとうございます。
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ヤツから電話がかかってきて、ひとしきり他愛もない話をしていたつもりだったのだけど、突然

「鯱(とら)から愚痴聞くの初めてだな、大丈夫か?」

なんて言われて驚いてしまった。

ヤツとはもう長い付き合いで、多くを語ったものだけど、ヤツに語ったことは覚えている。
酔っ払って覚えていないこともあるけど、それはとるに足らない程度のことで、「語る」という意味に於いて、覚えていないことは無い。
けれど、語ったことの無いことには考えが及ばず

「へ?そうだっけ?」

となる。

指摘されて、「あー、愚痴を言ってたのか、、、。」と自分で自分が嫌になり、「ゴメンゴメン!!」なんて謝ったら、ヤツは

「そーじゃなくて!もっと吐き出したらいい。」

と愚痴を奨励してきた。

ヤツが言うには、「女はどうでもいいことを延々と語ったり、愚痴を言ったり、とにかく話すことで発散して、勝手にスッキリする生き物だ」

とキタもんだ。

愚痴って発散?それでスッキリ?

違う思うのだけど、ヤツも女なので、提言は謹んで聞いておいた(笑)。

何かを話すって積極的な行為は、何かを伝えたいがための行為で、誰もが持っている欲求なのだろう。
そういう意味では、アタシもこうしてブログなんかもやってるし、アタシの戯言を「何が何でも」誰かに聞いて欲しいなんて大それた主張ではなく、書きっぱなしの自己満足なんだけど、やっぱり書く(話す)ことでスッキリしているのかもしれない。

相変わらず、ぐるぐる(@@)したアタマで、あれやこれやと考えたりしておりますが、問題提起と愚痴って違うよね~、でも、あれ、どこがどう違うんだろう?

社会全般の問題と個人的な問題っていう相違なのかな。
でもさ、個人的問題の集積はやがて社会的問題だよなぁ、、、んじゃあ、ま、愚痴ってみようか、、、って気ににはならないんだけど。

心の中の鬱積したモノを発散するだけでスッキリする人が居る一方で、問題が解決した折がスッキリする地点だとする者も居る。あたしゃ明らかに後者の方だ。

けれど、やっぱり「人間は考える葦」。

問うた質に全能者が答えを用意しても、きっと「何故?」って答えは尽きないと思う。

googleの検索欄に、このつまんないエントリーのタイトル「人生、宇宙、全ての答え」と入力すると、無機質な数字が返される(笑)。
(数学者さんには「無機質」には思えないかもしれないけれど)

究極な問いに対する答えが如何に解せぬものであっても、究極の問いをしてしまった以上、それ以上の問いはできない。

悶々。。。(笑)

こんな答えが全能者から返ってきたら、嫌だ(爆)!!

ヒトは、常に何事かを問うているけど、所詮、範疇外の答えなど求めちゃいないんだ。

わ、今日は酔った。。。
 

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◆◆◆Unidentified Flying Object 未確認飛行物体◆◆◆

「UFOを見たことある?」

そう聞かれて少々戸惑う。
15年前、一回こっきり、天翔るオレンジの光を見たことがあるのだけど、質問者の「UFO」の定義とアタシが思い出した謎の飛翔する物体は概念としての観測行為に相違があるのではないか。。。

「それがUFOとは言わないけどさ、よくわからないモノは確かに見たよ」

なぜこんな回答をしなければならないんだろ?

UFOとは、そもそも未確認で、わけのわからんobjectなのに。

略語化された「UFO」は、今や何か特別な意味を孕んでいて
「異星からきた宇宙人を運搬する箱舟」が定説となってしまっている。


「UFOを見たことある?」

の問いに、Unidentified Flying Object 未確認飛行物体だと了見し、真っ正直に

「見たよ」

と言えば、翌日からきっとアタシは嘘つき呼ばわりされるだろう。

けれど、

「UFOかどうかは解らないけど、何かワケのわからんものが飛んでいたのは見たことあるよ。」

そう言うと納得するのだ。

「UFO」には「否」と言い、「わけのわからんもの」には、「そういう現象もきっとあるだろうね」と肯定される。

不思議でしょうがない。

15年前、仕事帰りの車中で、アタシは確かに見た。
信号待ちの時間をもてあましハンドルにもたれかかりながら、フロントガラス越しに、赤を示す信号の上空に、ひゅんひゅんと翔けるオレンジの光を見たんだ。。。確かに見たんだ。

飛行機の軌道とは違うジグザグな軌道を、どう説明できようか。

信号が青に変わっても、1分近くもの間、それまで交差点を睨んでいた車は、時が止まったかのように微動だにしていなかった。

オレンジ色の光が、ぴかぴか点滅していたのだけは覚えている。

Unidentified Flying Object 未確認飛行物体。

けれど、巷でささやかれ、期待と侮蔑、を伴うUFOとは乖離した存在。
自己観測行為、、、他者観測行為。

加川良 戦争しましょう





RUBBISH! RUBBISH! RUBBISH!!

飲み友達のコジが、4月から自動車学校へ通うとな。
齢四十を過ぎての運転免許取得とは、、、これは近い将来、故郷の北海道へ帰ることを見据えての決断なんだろう。
頑張れっ!!と応援しつつも、うっすらと寂しい気持ちに満たされてしまう。
そうだよね、、、いつまでも今のままってワケにはいかないよね。。。

たかが自動車学校と笑う人もいるかと思うけど、友人だからこそ解る、彼女の並々ならぬ決意を感じます。
いつも二人で脳天気に笑って飲んだくれた日々は、そろそろ潮時なのかなぁ。

故郷北海道に、病気の両親をかかえる彼女である。
「二人の弟には任せちゃおけん!」ってことで、そろそろ帰る覚悟もしたのであろう。

「いつまでも名古屋で『派遣』をやってるわけにもいかないし、親の面倒も見なくちゃね~。」

彼女は、その一大決心を、他愛もないことのように話すガ。
何年も付き合ってる男性も居るのに、その人との別れの準備もしてるみたい。

別れることを見透かしながら、その時まで付き合うって感覚は、全く解せないけれど。
大事な友達が遠くに行ってしまうことを考えると、寂しくてやるせない。

けれどこんなざわついた感情は、所詮、今後を見据えて3馬身、、、いや4馬身くらいリードを許してしまったような焦りに他ならない。

上手く舵取りが出来ないアタシは、パドックにすら行き着けていないのかもしれない。

彼女の自動車学校通いに感化され、アタシも何か新しいことを始めてみようかと思い、真っ先に思いついたのが、かねてから憧れている『弓道』。

武道の中でも、弓道は特に難しいと言われています。
柔術・槍術・剣術、どの道を究めるのは困難だけれど、弓道は更に難しいと聞きます。
素人のアタシが言うのもおこがましいのだけど。

中学から大学まで弓道を学んでいた友人が言うには

「(的に)当てようと一瞬でも思ったりすると、乱れるんだよ」

無私・無心を創り出すことが何よりも難しいって。

♪勝ぁ~つとぉ~思うぅなぁ~、思えばぁ~負けぇ~ぇ~よぉ~♪

そんなお唄の通りなのでしょう。

そう会得すると、武の道、芸の道、仏の道、それぞれのベクトルは同じで「無私」であり「虚」の領域に達すると思うんだけど、、、
一つ解らないのが、「では何故、その崇高な精神の下に争いが起こるのかってこと」
剣も槍も柔も弓も、幾度も戦に華を添えてきた。

無私・無心であれば当たるということは、戦場においては、虚の中での「殺戮」である。
戦場において、無私・無心があり得るだろうか。
ではなぜ殺せるんだろう。。。なぜその刃が血を吸うんだろう。。。
平和ボケしたアタシのアタマでは何もかもが矛盾だらけに見えてしまう。
「武道」の何たるかを、これっぽっちも理解していない者の戯言デス。

弓の名手と言うと、無学なアタシは、メジャーなところでは「ウィリアム・テル」しか思い浮かばない(笑)。

けど、我が故郷の先達に、日本一の弓の名手と言われた人物がい、い、居るんですっ!

安藤早太郎、三河挙母藩藩士。

弓の腕を買われて時の藩主内藤氏の庇護の下、弓の技術を上げ、京都、三十三間堂の通し矢の大会で全国一となる快挙を遂げました。

その後、その実績と藩主の寵愛を傘に驕り、次第に煙たがられ、脱藩。
なんと、あの幕末に暗躍した新撰組の初期に加盟し、池田屋事変で落命した人物だそうな。

あ~ぁ、こんな田舎出の人物なんだもん。明治生まれの祖父母が存命なら、何か逸話が聞けたかもしれないのに、残念。

・・・・・・・・・・・・・・・。

まだ、弓にも矢にも触れてはいないけれど、最初の一振りは、コジの前途を阻む邪気を払う、破魔の一振りとなるように願う。。。
(銀座かねまつの、シーズンに1セットのアンサンブルか、弓道の月謝か、どちらも捨てがたい。。。)

 
ま、わずか一間先に、弱々しく落ちることは目に見えているけども。。。(笑)。


宙船(そらふね) 中島みゆき

 
コジにはさ、ZARDの「負けないで」じゃないんだよな。。。
 

=検査結果報告=

・脳波・MR検査共ニ異常無シ。
 加齢ニ伴フ血栓、少ナカラズ認メシモノノ、全テ微小ニテ現状デハ危険ナシ。

・右側頭部ノ腫レ物、意外ニ大ニシテ、要検査トス。
 悪性トハ認メズトモ、切除ガ良シ。

・断続的ナ眩暈・吐キ気ノ症状に於ヒテハ、耳鼻咽喉科ノ検査ヲ要ス。

そんなところ。
メニュエールか、または本当に更年期障害かな(笑)。

とりあえず、一つの検査結果を携えて帰宅したところ、夕方になって養母が訪ねてきました。
ずいぶんと、、、それは随分と心配してくれたのだろう。
その体躯がまた小さくなったように思えた。

ま、異常無しみたいだよ。

そう告げても、全く安心する様子が無い。

「あたしゃね、アンタの頭のでっかい『腫れ物』が気になるんだ。絶対ソレが原因だと思うよ。まったく、子供の出臍と同じ様なモンが頭にあるんだから。」

だと。

「出臍とゆーな!」

心配をなんとか宥め(存外に時間がかかったガ)ると、今度はお得意のマシンガントーク炸裂である。
心配をかけてしまった弱みもあり、少し真剣に話をきいたら、、、おやおや。
 
絶対に本音(弱音)を言わない人だったのに、会話の随所にソレを感じました。

「兄ちゃんがね、『別に独り暮らしする必要もないんだから、実家に帰って来い』って言うんだけどさ、その優しい気持ちは嬉しいけど、やっぱりアンタが戻って来たら兄ちゃんの嫁は面白くないだろうから、戻って来たらアカン。」

養母節は相変わらずである。

うんうん、わぁーってるよ、そんなこと。今更実家に戻ろうなんて思ってないからネ、兄ちゃんには「気持ちだけありがたく貰っとく」って言っといて。

そう言ってこの話は終わりにしたのに。

自分で「アンタが戻ってきたら、家が乱れる」なんて言ったくせにさ。

「でも、もしもさ、もしもだよ、一緒に暮らすことになったらさ、今の台所をこっちに移動してさ、奥の居間をああして、こうしてさ、、、」

そんな話を嬉々として際限なく続ける養母は、昔とは違う。
本音がポロポロとこぼれるのさえ気がつかない。

 
 
色んなことを考えて養母を後にして出社し、帰宅したら、前日に乱暴に取り込んだままだった洗濯物が全て、綺麗に畳んであった。

涙が出てきた。。。
嬉しくって、ありがたくって、立ち尽くしたまま涙が出た。

いくら親だからといって、私が甘えてちゃいけないのにね。
今や、私が養母の甘えを一身に受け止めるべき立場なのにね。

綺麗に畳まれた洗濯物からは、お日様の匂いが立ち込めて、普段の夜の風景を変えていました。
柔らかいタオルの匂いを嗅ぎながら、こぼれてくるモノを処理する作業に、しばし勤しむ。。。

ありがとね、ありがとね。。。
 

REBECCA NEVER TOO LATE

 

解体女医が、

『レンジツ、入浴中に青江三奈を聞いていたところ、聞き込んでいるうちに、だんだんと自分が男に言い寄っているような、冷たくあしらわれているような気がしてくるのです。妄想くらい幸せでいたいのになぁ。サタデナーイッ』

ナドと言っている。いつもの女医節である(笑)。

アタシが、 「いつもの」 なんて言うと、アイツは怒るだろうか。

いくつかツッコミを入れたいところがある。

・何で「青江三奈」なんだ?
・何であんな湿気の多い歌手の歌を浴室で聞くんだ?
・何で自分が男に言い寄っているような、冷たくあしらわれているような妄想が、幸せのイメージではないんだ?

湿気の多い歌手の歌を、湿気の多いところで聴くところからおかしい。

また好ましくないものを見たのだろうか、、、。ソコんとこは、想像豊かにしたくはないな。

そんなこんなで、ヤツが湿気たっぷりの浴室で聞き入ってる歌を、アタシは乾燥地帯であるファンヒーターに当たりながら聞いてみた。

アタシは打ちひしがれてるのは、女ではなくて男の方なんじゃないかと思うんだ。

失恋した男が去りゆく恋人に、せめて言って欲しい台詞を、女に歌わせてるんだから、そりゃー男のハート鷲摑みだよ。うん。
理想のいい女が、自分に向けて未練たっぷりの言葉を発してる。。。
つまり、自分へのための鎮魂歌を歌わせているんだ。

サタデーナイーツっ。

それでさ、お前さんは大丈夫なんかぃ?

『だんだんと自分が男に言い寄っているような、冷たくあしらわれているような気がしてくるのです。』

オノレが傷つくことより、人を傷つけることを恐れているアンタから、なぜこんな言葉が出てくるんだろう。


明日、言葉尖らないように、湿気の多い場所からヤツに電話してみよう。。。

名刀クミンのサタデーナーイツっ。


The Game of love - Santana feat. Michelle Branch


青江三奈より、こっちの方がアンタには遥かに似合っているんだけど、、、。

近いようで遠いトコから、キミに捧ぐ。
 

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