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昨日の午後、急に頭がくらくらしました。昨年の前半、原因不明の眩暈に悩まされていたものの、服薬して治まり、徐々に服用を減らし遂に止めたばかり。それでも以前のような症状は出なかったので、安心していた矢先のこと。また再発かと思いました。
船底で揺られているような不快感に吐き気がして、立っていられなかったのだけど、それが自分の問題ではなく地震だと判ったのは、照明がカーテンが揺れていたから。
それほど強度ではないにしろ一向に止まず長らく揺れが続き、阪神・淡路大震災を想起しました。

「ただごとではない!きっと何処かで多大な地震被害が起こってる」

急いでTVを点けてみれば案の定、その日の早朝に比較的強度な地震を観測した東北地方の海域が震源でした。それ以降はNHKニュースに釘付け。
画面を通して伝わる惨憺たる状況を追う一方、ある発表をひたすら待ち続けました。
未だか、未だなのかと。

待っていたのは、やっと発表されたJリーグのリリースが18時。

「3月12・13日のJ1・2全試合中止」。

各クラブはそれに合わせてリリース。
遅すぎる。
試合中止はやむを得ないってことは、Jだっていち早く察知していたはずなのに。
過密日程なので代替試合のことを考えると、このスケジュールで行きたいのもわかるけど、この未曾有の被害はずっと中継されていたのだから、決定に3時間もかかるなんて遅すぎる!
今日も来週のACL国内試合の中止を検討なんて情報が昼イチには入っていたのに、結局発表は午後6時。
全く、Jも日本協会もお役人と似たようなもの。

ACL試合中止のリリースが協会から発表されるのを待つ間、会社中でNHKニュースに注目していました。
試合前日の、誰もがピリピリしつつも活気のある雰囲気は皆無でした。
そりゃそうだ、試合開催がお仕事なのに、2試合も流れちゃったんだから。。。

津波の被害映像と原発の放射能漏洩疑惑に、誰もがイベント会社であることを忘れ、この日本で起こっている重大な事実に釘付けでした。
現時点では「問題なし」ということで落ち着いたみたいだけど、本当に信じていいものかと少々疑問も残ります。

大地震、津波、原発問題、、、今回のことで改めて、明治以降の福島県以北が中央から忘れられていたことを思いました。
それなのに、尚もこんな惨事が降りかかるなんて。。。

だからせめて提案したい。
蹴球界だけでなく、あらゆるスポーツに於いて大会が中止されています。
大惨事の中でスポーツの試合を開催し、また興じるのは、確かに不謹慎だけれども、じっとしては居られないし、そうであってはいけないと思う。
ここは、日程に沿った既存の大会が流れたことを利用して、独自のイベントを企画しなければ。
J1・2も関係なく、チャリティーマッチをして欲しい。
スポンサー料も、勝利賞金も、入場料収入も、放映権も、全て被災者への義捐金とするような企画をJや協会に提案したい。
トップ選手の消耗を恐れるなら、セカンドの選手のマッチでもいい。
Jの全チームの混成で、参加可能なチームが協力し合ってさ。
有名なトップ選手は会場で義捐金活動をすればいい。

何も蹴球界だけでしなくてもいい。野球もゴルフも陸上もバレーも、協力し合って何か出来ないものだろうか。
各界に関係ない、ドッジボール大会でもいい。小学校の運動会みたいに、綱引き、玉いれ、リレーなんてものもありじゃないか。
各界の選手会長同士で、そんな提案をしてもらえないものだろうか。
被災者の子供達を優先的に招待する形でさ。

代替試合?

そんなもん、今年は天皇杯を社会人と大学生に任せりゃいい。今年は非常事態なんだから、慣例を破るくらいなんてことはない!



・・・っと、私は思うのだけど。。。



新撰組をテロリスト集団とおっしゃる方もおりますが、あの謹厳実直な会津藩お抱えの警備隊だったんです。
だから嫌いじゃない、むしろ大好き。あー、私も相当保守的だなぁ(笑)。

昨日からネットで、モンテディオとベガルタに繋がらない。
メールも無い、電話も無い。。。
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For to us a Child is born, to us a son is given,
and the government will be on his shoulders.

And he will be called Wonderful Counselor, Mighty God,
Everlasting Father, Prince of Peace.

Of the increase of his government and the peace there will be no end.
He will reign on David's throne and over his kingdam,
establishing and upholding it with justice and righteousness
from that time on and forever.

The zeal of the Lord Almighty will accomplish this.

                                                                   Isa:9.6-7


ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。
ひとりの男の子が、私たちにあたえられる。
主権はその肩にあり、
その名は「不思議な助言者、力ある神、
永遠の父、平和の君」と呼ばれる。
その主権は増し加わり、その平和は限りなく、
ダビデの王座に着いて、その王国を治め、
さばきと正義によってこれを堅く立て、
これをささえる。今よりとこしえまで。
万軍の主の熱心がこれを成し遂げる。

                         イザヤ書:9章6-7節


救世主が降誕したとされる日から2010年。
その間にも、多くの憂いに満ちた祈りがあったのでしょう。
1960年代に生まれた私などが思いを馳せるまでもなく。

しかしながら、これまで生きてきた中で、イエスの教義を知った中で、
今年のクリスマスほど、強く平和を願ったことはありません。

神は応えるものではないと知り得ました。
だから、神が全世界に平和をもたらすなどと、思っちゃいません。
しかし、どうか一つだけ声を聞いてください。
我々が平和を保つために、せねばならないことは何なのかと。
どうすれば良いのかと。

片翼となっても、無翼となっても構わない。
届くかどうかわからない声を上げようと思う。
背後でイエスが見守ってくれていると信じつつ。

愛と平和について語りましょ!

なんてタイトルを付けちゃったものの、何を語っていいのか、実はわかっていません(笑)。
けど、このブログを読んでくださっている、特に若い学生さんと直接話しをしているつもりで書きますね。

若い学生さんでも、このような拙いブログを読んでくださっているのなら、当然、リンクを張ったサイトも覗いていらっしゃることでしょう。
私好みの優良サイトは多数ありますので、本当はより多くのサイトをご紹介したいのですが、こちらの事情もあり最低限にしています。その点は、ブログの運営について考え直さなくてはいけないとも思っています。うっうっ。。。

けど、「私の闇の奥」と「世に倦む日日」は是非読んでください。
あ、賢い貴方達は、きっと何度も訪れていることでしょうから、今更言うまでもないかもしれませんね(笑)。
若いあなたには少々難しいかもしれませんが、書いておられる方の目線がどこにあるかを感じてください。
これらのブログを読んで、世界観を養ってください。
平等とは何か、平和とは何か、くだらない報道に惑わされることなく、真実を見抜く目を養ってください。

丁寧な言葉で、世界で何が起こっているのか、日本で何が起こっているのか、それをどういうスタンスで観るべきなのかを語ってくれています。
私も同じ思いを持っていますが、残念ながら、無学な私は自分の言葉で的確に表現することは出来ません。
ですから、これらのサイトで紹介されている書籍を是非読んでみてください。
そして、やがてキミ達が社会人になったとき、どういう思想を持ち、社会に対しどういう意見を持つべきか、考えてみてください。

今日はその「世に倦む日日」さんがジョン・レノンさんについて追悼の記事をあげておられました。
それについてあれこれ、書いてみたいと思います。
とても大切なことです。

今日は、ジョン・レノンさんの命日です。
30年前、凶弾に倒れた日です。

私はレノンの名曲、「woman」 「imagine」 「God」 などは、彼の死後に聞いた世代ですので、その当時、彼の曲にリアルに共感していた世代からしてみれば、本当のファンとは言えないでしょう。
「知らないヤツが語るんじゃない!」と叱責されそうなので、レノンが生まれた10月9日と、亡くなった12月8日の丁度中間の時に、私なりのレノン追悼の記事をあげました。
彼の世代ではないのに彼の歌に共感し、その私が彼の歌を貴方達若い方々に、是非とも伝えたいと思うのです。
何を伝えたいか、、、それが「Love&Peace」です。
拙いエントリーでYOUTUBEから引っ張ってきたのが「LOVE」という曲。
静かでいい曲でしょう?

全てを包括する母性を感じます。
そんな気持ちを。、是非持って欲しいのです。

いきなりこんな生々しい話で申し訳ないんだけど、私ね、3回妊娠したけど、みんなきちんと生まれてくることはありませんでした。
その度に、多大な喪失を味わったけど、その度に、自分の胎の子ではない子供達が、皆自分の子供であるかのように愛おしくなりました。
代償行為と笑われても何も言えないし、笑うなら笑ってくれていいです。

生まれて来た、そして生まれ来る命に対し、部外者の私でさえも、「守らなくっちゃ!」っと思うようになりました。
そして全ての人々、とりわけ、私たちの後に立って歩く若者達を「守らなくっちゃ!」と思うようになりました。

齢40を超えた私の学生時代と、貴方達が今置かれている状況は全く違います。
私達が学生の頃は、社会に対し何の不安もありませんでした。
それは先達が、私達の目の前の暗雲を取り払っていてくれたからです。
今、貴方達の目の前の暗雲を取り払えない私達の罪は、とてつもなく大きいと感じ、申し訳無さでいっぱいです。

だから、せめて主張してください。
大人達に何がして欲しいのか、正直に話してください。
我慢しなくていいから、甘えてください。

今、個人的に凄く気になっているコが居ます。
学校創設以来の秀才さんが、進学を断念しようとしてるなどと聞いて、本当に胸が痛んでいます。
高校無償化なんてさ、政府がやるまでもなく、企業がちゃんと利益分配していれば済んだことだ。
若人よ、全ては再分配しない社会を作り上げてしまった私達の責任です。

必ず君達が何の不安も無く生きられる環境にしますので、不満の矛先を弱者や自分に向けることはやめてください。
貴方達は知らないだろうけど、今よりずっと豊かな時代がありました。
それを取り戻し貴方達に受け継ぐのが、私達の責務だと思っています。

守るべきものは、好況だけではありません。
一番大切なのは、貴方達の心の平安です。
それを守ることが出来なければ、平和は築けません。

ジョン・レノンの「LOVE」を聞きながら、新約聖書で一番有名なフレーズでも読んでください。

生まれてきて良かったと感じてください。
望まれて生まれてきたのだと、あなたが生きていることに幸せを感じている人々が、周囲に大勢居る事を感じてください。

それが、年老いた者が受け継ぎたい大切なものなのだと、笑わずに受け止めてください。

若いあなた方の心に、平安がありますように。。。
 

◆ここのところ養母と過ごしたり、電話で話すことが多くなりました。その度に非情な私は、思い出したく無い事柄を、養母から引き出そうとするようになりました。時折辛そうな表情の養母を見るにつけ、ごめん、ごめん、、、そう謝りながらも、絶対に聞いておかなくてはいけないとだと思うんです。これはただの「エゴ」なのかもしれません。戦争体験者の思い出したくない過去をほじくり返して、再び傷付ける行為は本来赦されるべきものではないと思うけれど、あの戦争を風化させないためにも、事実を残さなくてはいけないと思う。語り部も、世代交代の時期に差しかかっているのだから。年老いた養母の体験談は、時系列も脈絡も関係なくなってきています。だから、記しておきたいのです。
現在、御ん歳81になる養母は、私がまだティーンエイジャーになる前に、戦争体験をよく語っていました。だから小学校低学年でも、ガクトドウイン、キョウイクチョクゴ、ソカイ、ハイキュウセイ、シソーハン、、、なんて語句が、叩き込まれました。意味は理解しなくとも。当時は、養母が戦争体験を延々と語るので、戦争は養母が生まれて青春時代を終えるまで、20年近く続いたのだとばかり思っていました。でも、第二次世界大戦は、わずか4年。大東亜戦争の定義では8年。小娘に、当時の時間軸は理解できませんでしたが、それほど強烈な記憶だったのだろうと、後になってやっと理解できました。
養母の戦争体験として、一番強烈だったのは以前にもブログで書いたこの出来事。でも、当然それだけではありません。

ふたたび、母の戦争体験を少しばかり。

夜になると裸電球に黒い布をかぶせ、わずかな明かりを頼りに一家7人がちゃぶ台を囲んで食事をしていました。ある夜、突然空襲警報が鳴り響き、その日警戒の当番で、新婚2年め、生まれたばかりの赤ん坊を背負った近所の若いお嫁さんが「避難してくださーい、みんな、防空壕へ早く避難してくださいーいッ!」そう叫びながら、民家の戸を叩きまわったそうです。隣組という自治組織において決められた当番さん。隣組の最後の一人が避難するのを見届けるまで、自分が逃げることは出来なかったそうです。それは、そういう取り決めだったワケではなく、他所から嫁いできたばかりの嫁という立場上でもあったのでしょう。若いお嫁さん、、、隣組全員の無事を確認して、自分も防空壕へと逃げる時、B29数機が上空を飛び交っていました。バリバリバリ、、、そんな轟音の中を走る若いお嫁さん。。。誰もが「あともう少しっ、早く、早くッ!!」そう祈りを一つにしていた時、爆弾がそのお嫁さんの首筋に直撃しました。彼女は生まれたばかりの赤ん坊を背負って避難活動をしていました。そのあとは、肉片だけ。

おおきひ骨とちいさき骨、あまたに散らばり、、、

黒い土埃が引いた後の光景だそうな。こういう光景を目の当たりにして、すぐには悲しみも怒りも何も湧いてこなかったそうです。「仕方ないね、はかないね、、、」という無常感だけが、人々の心にあったようです。「明日はわが身」こんな色濃い思いがあったのでしょう。

◆養母は一番楽しいはずの女学生時代を、学徒動員の一環で、午前中は学校へ、午後は飛行機の尾翼を造る軍需工場で働いたそうです。戦局がまだそれほど厳しくはなかった頃は、まだ女学生らしくお喋りを楽しみながら、部品の組み立てをしていましたが、この頃から、学校では、社会と歴史の授業が無くなったそうです。漠とした不安はあったけれど、日本が負けるなどとは露ほどにも思わなかった、、、と語っていました。
それから間もなく、養母が働く工場近辺でも空襲が相次ぎ、ある日、とうとう本格的な爆撃が襲いました。学徒動員生は、真っ先に避難を命じられ、各々が逃げ惑ったのですが、僅かに逃げ遅れた女学生が、爆撃を受け崩壊した建物の下敷きになり、重症を負いました。内臓破裂。彼女と仲の良かった養母は、気が狂いそうだったと淡々と語りました。「一命はとりとめたんだけどね、暑い季節だろう。庶民に渡る十分な医療物資なんて無いから、蛆がわくんだよ。生きながらに、あの娘は腐っていったんだよ。。。ずっと『殺して!殺して!』って叫んでいたのが、可哀相で見ちゃいられなかったよ。。。」

改めて、悲惨な体験だと思います。けど、養母の記憶の端々に、当時差別されていた朝鮮人の姿が見え隠れするのです。彼らは、(少なくとも私の田舎の)日本人のコミュニティーに入れてはもらえませんでした。賎民として、屠殺や、罪人の処刑などを行っていた人々は、忌み嫌われて山深いところで暮らしていました、避難命令など届くはずはありません。彼らがどうなったのか、養母を含め、誰一人語ろうとはしません。戦争の恐ろしさとは、こういうところに現れる。憎しみは憎しみしか生まず、憎しみに還るのみ。
65年も経ったというのに、まだまだ知られざる戦争がありそうです。

◆柄ではないけれど、これでも毎年8月15日は、平和を祈願して真摯な祈りをするようになりました。今年は、民族差別について、遠い昔のことを思い出し、あれこれ考え、一人で悲しみに陥りました。
24年前に留学先のカリフォルニアの寮でルームメイトになったのは香港系の2世の女の子でした。私より2・3歳年上で、数学と政治学だったか経済学だったか忘れたけど、ダブルメジャー(2専攻)のスーパーガールでした。ひょえ~ってなもんです。朝早く起きて、朝食前にひと勉強。夜は暢気な私とは違って、ずっと遅くまで勉強していました。一緒に過ごしたのは1ヶ月くらいなので、あまり思い出はないけれど、とにかく勤勉だったことが印象に残っています。次にルームメイトとなったのが、同い年の韓国人の女の子でした。同じ留学生同士だし、同い年だし、とにかく始めから親近感でいっぱいになり、仲良くなりたくて仕方がありませんでした。
幸運にも、初めて会った時の(私の)印象は悪くなかったみたいだったのですが、ほどなくして、彼女の態度が冷たくなりました。目を合わさない、口を聞かない、こちらが言葉を発しても素気ない、、、というか、「話しかけるな!」オーラを発してるのである。何か気に障ることでもしたのかと、真剣に悩んだのですが、思い当たる節がない。悶々としてる内、ひょんなことから彼女の友達で、同じルートで留学してきている韓国人の女の子と仲良くなりました。寮の食堂で、一緒にご飯を食べながら、きゃっきゃと笑い合うことが増え、ルームメイトとの冷えた関係を埋めてくれるようで、本当に楽しかった。せっかく留学してきたのだからと、教会仲間のネイティブの友人を紹介し、一緒に聖書を読むようになると、彼女達は度々、寮の私の部屋を訪ねてくれるようになりました。そんなある日、また彼女達と一緒に過ごしているときに、ルームメイトが帰ってきて吃驚した様子。「貴方達、知り合いだったの?」「そうよ」なんて、韓国語はまるで判らないけれど、そんなやり取りが手に取れるようでした。彼女達の会話の最後の方で、「週末」「誘われて」「教会」なんて言葉が聞き取れました。すると、あの冷徹なルームメイトが、「ねぇ、私も教会に連れて行ってくれない?」と聞くのだ。。。(韓国は儒教の国でもあるけど、キリスト教も盛んだからね)そんなこんなで、みんなで一緒に教会に行った後のルームメイトは、人が変わったようにイニシエートしてくれるようになりました。お互いの内面的なことも語り合うくらいに。そして彼女は言った。

「日本人と仲良くなりたかったけど、この寮に住んでいる日本人は、皆、乱暴な言葉を使うよね。憧れの国だったけど、幻滅してた。確かに(朝鮮)半島の歴史は’おぞましい’けど、その発端、、、わかるよね?」

「それでも日本人を尊敬してたのに、ここ(寮)の日本人は何?夜な夜な男と出歩いて飲んで騒いで、淫らな噂もたくさん聞くよ。だから、同じ日本人だからって理由で、貴女を敬遠したし、軽蔑した。」

「でも、熱心に教会に通ってるんだね。誤解してた、ごめんね。」

ルームメイトのこの告白を聞いて、なんて真っ直ぐな人なんだろう、と衝撃をおぼえました。吐露するには羞恥を伴う感情を、どうしてこうも正直に告白できるのだろうと、私は彼女を尊敬しました。同時に、海外での振る舞いは、「私」という一個人ではなく、日本人全体として捉えられるものなのだと初めて思い至りました。

彼女は最後まで語らなかったけど、同じクラスの日本人から、相当な嫌がらせを受けていたようです。

「ごめんね、ごめんね、ごめんね」

人づてにそれを聞いて、そんな言葉しか出てこなかった。韓国と日本の暗い歴史も知らなかった、バカな小娘時代のこと。

Kyongjin、元気ですか?どうしていますか?今日は久しぶりに貴女のことが強く思い出されました。
別れ際に、お互い、「i'm gonna miss you!」と言い合いましたね。韓国語ではなんと言うのでしょう?聞いておけばよかった。日本語では、「あなたが居ないと寂しい」というんですよ。



 日韓の関係を「ケンチャナヨ!」と一日も早く言いたいと思ってます。
 

☆追記☆

国民!様が、素敵な歌を紹介してくれました。
実はこの歌、サビの部分しか知らなくて、全部聞いたのはたった今。
この歌に共感しない人は居ないんじゃないかな。。。

アップしときます!

 

He called a little child and had him stand among them. And he said: "I tell you the truth, unless you change and become like little children, you will never enter the kingdom of heaven. Therefore, whoever humbles himself like this child is the greatest in the kingdom of heaven. "And whoever welcomes a little child like this in my name welcomes me. But if anyone causes one of these little ones who believe in me to sin, it would be better for him to have a large millstone hung around his neck and to be drowned in the depths of the sea. "Woe to the world because of the things that cause people to sin! Such things must come, but woe to the man through whom they come!
Matthew 18:2-7
 
「それでは、天の御国では、だれが一番偉いのでしょうか。」

そこで、イエスは小さい子どもを呼び寄せ、彼らの真中に立たせて、言われた。「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたも悔い改めて子どもたちのようにならない限り、決して天の御国には、はいれません。だから、この子どものように、自分を低くする者が、天の御国で一番偉い人です。また、だれでも、このような子どものひとりを、わたしの名ゆえに受け入れる者は、わたしを受け入れるのです。しかし、わたしを信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまづきを与えるような者は、大きい石臼を首にかけられて、湖の深みでおぼれ死んだほうがましです。」
マタイ伝 18章2-7節

最近、聖書へのニーズが高まっており、鼻白まれるのを承知で上のマタイ伝を引用しました。
教会を離れて15年以上経ちました。厳しい訓戒から解き放たれ(逃げたんですけどね)、ずっと聖書を開くことすら忘れていたのですが、3年ほど前から折りにふれ、また開くようになりました。
荒んだ社会に馴染まないよう、取り込まれないよう、そんな思いが聖書に向かわせます。

これが私の軸なのです。

笑いたくば、大いに笑っておくれ。
そして笑うなら、貴方の軸が何であるかを、大いに語っておくれ。

大阪で、母親が3歳と1歳の子どもを育児放棄の末に死なせたという悲惨な事件がありました。
こういった育児放棄や幼児虐待は常態化しつつあり、隣人も、親・兄弟(姉妹)ですらも、気に留めなくなってしまった昨今は、異常過ぎると感じます。

幼子が居た部屋は、真夏だというのに締め切られ、「死」の概念すら知らないであろう彼らは、コト切れる間際まで、「ママ、ママ」と叫び続けたのではなかろうか。
幼子が絶望を体感し得るとは思えないけれど、呼び声が響くようでやりきれない。
呼び声だよ、、、悲痛な呼び声だよ、、、。

幼子を見殺しにした若い母親にも、諸々の事情があったのだろうと思い巡らすことは出来るけれど、狭い部屋に置き去りにしたことは許せない。
養護施設に預けるとか、両親に託すとか、出産した病院にでも、警察にでも、寺院や教会にでも、隣人にでも、駆け込むことすら思い浮かばなかったのだろうか。放置すれば死んでしまうことくらい判っていたはずなのに。
そんな判断が出来なくなるほど、ホスト遊びが楽しかったのでしょうか。
人の欲望の、なんと罪深いことよ。

しかし、思う。子どもの扶養義務は普通なら両親にあるけれど、社会全体で子どもを育て、護らなければいけない。そういう意識が、私が子どもの頃には色濃く残っていたのだけれど、最近は薄れてしまったのでしょうか。
田舎のコミュニティーを少々堅苦しく思うことはあったけれど、周りには常に大人が居て誰もが声をかけてくれていました。
そういう社会でなくなってしまったのは何故なのでしょうか。
人付き合いは時には面倒なことでもありますが、過干渉と言われることを恐れるあまり、幼子を見殺しにしてはいけない。
人の命における責任は、多重的であると思います。
弱者を社会全体で護るという意識を、全ての人が持たなければいけないと思います。
その先頭に立つべき者は、政府であると思うのだけど、何故か弱者切り捨てに関して何の痛みも感じないような人物が選出されてしまっています。
非常に嘆かわしい世になったものです。

上掲のマタイ伝の解説を少し。。。

イエスは常に、社会的弱者・被虐者・を哀れみ、慰め、癒し、愛しました。
その中でも特に、幼い子どもを愛しました。
何故か?
それは打算も虚偽も無い、無垢な心でもって、愛を渇望するからだと解釈します。
愛とは言葉であり真理であり、神でもあります。
十分な知識も教養も無い幼き者を、イエスは「一番偉い者」として尊びました。
言外に、尊ぶべき、庇護すべき優先順位を語ったのです。
(余談ですが、イエスが幼子を「一番偉い者」と語ったことにより、カソリック教徒が言う【原罪】は存在しません)

私は子供を育てたことは無いけれど、仕事柄多くの子供たちと接しています。
何らかの事を一人で出来ない子を見つけて、「手伝ってあげて」と言葉を添えるだけで、驚くほどに周りの子供たちは協力し始めます。その日初めて会った者に対しても、親切に接するのです。
その優しさのポテンシャルを誰が奪うことが出来ようか?

幾百年の時代を経て、聖書のような、社会全体で子供を育てるという教えは色褪せてしまったのでしょうか。

否!否!否!

今一度、小さき者が幸せのうちに生活出来る環境を考え、社会に生きる大人一人一人が、彼らの成育を手助けしなくてはいけないのではないでしょうか。
この少子化社会に、せっかく生まれてきた子供たちを、大人の身勝手な思考による虐待で死なせることを阻止するのは当然ではないでしょうか。

聖書にはイエスが起こした奇跡が数多く記されています。
病人が治癒したとか、死者が蘇ったとか、障害が霧散し、餓えを満たしたとか。。。
それらの奇跡を実際に見たわけではないので、それが事実かどうかはわかりませんが、イエスは、困難に打ちひしがれる者達に、生きる活力を与える言葉を語ったのだと思います。
障害が治ったのではなく、障害をものともしない活力を与えたのだと思います。

困難に直面している人々には、そういう言葉に出会って欲しいと思う。探して欲しいと思う。

心が乱れて思考が纏まりません。

昨日、気が付けば誕生日だった。
私の命と引き換えに、命を落とした実母を偲ぶ。

 誕生日 すなわちそれは 母受難の日

子を思う母の気持ちでさえ、現代的な己の欲望ゆえに変貌してしまったのでしょうか。
この事件の加害者たる、二人の幼子の母親のブログを見ました。
この母親は非難されて当然だけども、そのブログに書き殴られたコメントの汚い言葉の多さにも失望します。

阿Q正伝の情景との相違が見出せない。
すなわち、正に同系の世界を生成したということ也。

この母親は、我が子が腐敗し融解していくのをどう見たのだろう。

哀しい。
哀しい。
哀しい。



 
 
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